防衛大臣臨時記者会見

日時
令和4年4月7日(木)19:01~19:03
場所
防衛省A棟1階エントランス
備考
日比防衛相会談後の岸防衛大臣臨時会見

1 発表事項

 フィリピンのロレンザーナ国防大臣との間で、日比防衛相会談を実施いたしました。会談では、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海情勢を含む地域情勢について意見を交わしました。その中で、私とロレンザーナ大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化が重要であるとの考えを再認識するとともに、力による一方的な現状変更を、「インド太平洋、とりわけ東アジア・東南アジアで許してはならない」という認識で一致をいたしました。また、二国間協力については、これまでの両国の安全保障面での連携の強化を歓迎するとともに、共同訓練の協力を一層推進することで一致をいたしました。防衛省・自衛隊としては、土曜日に行われます「2+2」での議論も踏まえながら、二国間の防衛協力を一層深めてまいりたいと考えております。

2 質疑応答

Q: 今回、対面では初めてとなるフィリピンとの防衛相会談となりますが、成果などお聞かせください。

A: フィリピンは、日本と同じ島国であります。そして、南シナ海の沿岸国であるほか、わが国と同じく米国の同盟国であり、FOIPを維持・強化する上で大変重要な国であると考えています。国際情勢が緊迫化する中で、ロレンザーナ国防大臣との間で、初めての対面での意見交換を行い、共同訓練等の協力の一層の推進などについて一致できたことは大きな成果であったと思います。今回の会談を機に、安全保障上、大きな意義を有するフィリピンとの防衛協力・交流を一層強化してまいります。

以上