日ベトナム防衛相テレビ会談について

2021年6月3日
防衛省

 標記について、以下のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2021年6月3日16時00分から約60分間、岸防衛大臣とファン・ヴァン・ザン・ベトナム国防大臣とのテレビ会談が行われました。

  1.  冒頭、岸大臣から、ザン国防大臣に対し就任の祝意が示され、ザン大臣より感謝の意が示されました。
  2.  両大臣は、二国間の防衛協力・交流について意見交換し、二国間防衛協力・交流の促進及び防衛当局間の緊密な連携を維持することで一致しました。また、岸大臣は、2018年の「日越防衛協力に関する共同ビジョン」に基づき、二国間の防衛協力が進展していることを歓迎し、両大臣は、両国の防衛協力関係を新たな段階へと引き上げるため、両国の連携をさらに緊密にしていくことで合意しました。その上で、両大臣は、ハイレベルを始めとする各レベルの交流、艦艇や航空機の寄港(寄航)、能力構築支援、防衛装備・技術協力等を通じて二国間の防衛協力・交流を更に進めていくことで一致しました。
  3.  多国間防衛協力に関して、岸大臣は、2020年におけるベトナムのASEAN議長国としての成果について祝意を述べました。両大臣は、日本とベトナムが2021年から3年間共同議長を務めるADMMプラスのPKO専門家会合の初会合が4月6日に成功裏に実施されたことを歓迎し、二国間の防衛協力が多国間の枠組みにおける実践的な協力に貢献していることを確認しました。また、両大臣から、感染症対策分野における防衛協力の一環として、2021年4月に実施された「HA/DRに関する日ASEANオンラインセミナー」を通じ、両国の感染症対策に係る経験を共有できたことを歓迎しました。
  4.  両大臣は、最近の東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施しました。両大臣は、航行及び上空飛行の自由並びに国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法遵守の重要性を再確認しました。
     岸大臣からは、「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)を維持・強化していくことが重要であるという考えを示すとともに、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対していくとのメッセージを、国際社会に向けて発信していくことを述べました。この文脈で、岸大臣は中国の海警法に関して深刻な懸念を表明しました。
     また、岸大臣は、3月のものも含め、北朝鮮による弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反であり、強く非難するとともに、これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射を含め、国際社会全体にとっての深刻な課題であるとの認識を示しました。
     さらにミャンマー情勢について、岸大臣は、先般のASEANリーダーズ・ミーティングの成果を歓迎する旨述べ、両大臣は、引き続きASEANの枠組みで緊密に連携していくことで一致しました。
  5.  両大臣は、今後も、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくことで一致しました。
  6.  両大臣は、可能な限り早い機会に対面で会談を行う必要性について一致しました。