日ウクライナ防衛相テレビ会談について

2021年3月17日
防衛省
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 標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2021年3月17日17時35分から約120分間、岸防衛大臣と訪日中のタラン・ウクライナ国防大臣とのテレビ会談が行われました。

  1. 冒頭、岸大臣から、訪日したタラン国防大臣一行の中に新型コロナウイルス感染症陽性者が確認されたことへのお見舞いを述べ、タラン大臣から、対面の会談が実現しなかったことは大変残念としつつ、テレビ会談の形式であれ、ハイレベルの会談が実現できたことは両国関係にとり重要である旨述べました。また、岸大臣から、我が国は、一貫してウクライナの主権及び領土一体性を尊重すること、力による一方的な現状変更の試みは断じて認めないとの立場には変わりがないことを表明しました。これに対し、タラン大臣から、日本の立場に感謝の意が示されるとともに、厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、両国間の防衛協力・交流が一層進展していくことに対する期待を述べました。
  2. 両大臣は、両国間の防衛協力・交流の重要性を確認し、2018年に署名された「防衛協力・交流覚書」に基づき、幅広い分野で協力を推進していくことで一致し、「第2回日ウクライナ安保協議」及び「防衛当局間協議」の本年後半の開催、「シーブリーズ2021」演習への我が国のオブザーバー参加、ウクライナ軍衛生当局者の訪日について進めていくことで一致しました。
  3. また、両大臣は、両国の防衛産業の状況や防衛装備・技術分野における取組についても意見交換を行いました。
  4. さらに、両大臣は、地域情勢について意見交換を実施し、特に東シナ海や南シナ海をめぐる情勢について、力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対することで一致しました。この文脈で、中国の海警法に対する深刻な懸念について認識を一致しました。また、タラン大臣から、ウクライナを取り巻く情勢に関し、占領された領土を取り戻し、領土の一体性を回復するための取組の重要性について言及しました。北朝鮮情勢について、両大臣は、北朝鮮による、全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄(CVID)の実現の重要性について一致しました。