木原防衛大臣とオースティン米国防長官の電話会談について

令和5年12月12日
防衛省
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12月12日、木原防衛大臣とオースティン米国防長官の電話会談が行われたところ、概要次のとおり。

木原大臣は、米空軍のCV-22オスプレイの事故において亡くなった8名の乗員及びそのご家族に対してのお悔やみを申し上げるとともに、防衛省・自衛隊として速やかな収容・回収のため引き続き全力を尽くしていきたい旨を述べた。また、日本国内のオスプレイについて、飛行にかかる安全が確認されてから、飛行を行うことを改めて要請するとともに、事故の状況や今後の安全対策について情報提供を求めた。これに対し、オースティン長官は、日本側の捜索及び回収任務への支援に感謝するとともに、国防省にとって、米隊員及び日本のコミュニティの安全が最優先事項である旨を述べた。

両閣僚は、今後のオスプレイの飛行に関し、飛行の安全が最優先であるという認識を共有し、本件について、引き続き緊密に連携していくことを確認した。

両閣僚は、紅海及びアデン湾における情勢について意見交換を行うとともに、海洋安全保障及び国際社会の平和と安定のため日米で連携して対応していくことで一致した。

両閣僚は、本年8月の歴史的なキャンプ・デービッドにおける日米韓首脳会合及び本年11月の日米韓防衛相会談で確認された、3か国の安全保障協力の取組を加速させることで一致した。

両閣僚は、拡大抑止について、今月の拡大抑止協議(EDD)を含め日米間の実質的な議論が深化していることを歓迎し、今後も継続的に突っ込んだ議論をしていくことで一致した。

両閣僚は、引き続き緊密に連携し、自由で開かれたインド太平洋を確保するため、日米同盟の抑止力及び能力の一層の強化に取り組んでいくことを確認した。