自衛隊幹部候補生募集

九州の大学生のみなさん

世界や国の平和に貢献する
「リーダー」を目指しませんか?

自衛隊の組織のリーダーとなる自衛官、「幹部自衛官」。
幹部候補生は、そんな幹部自衛官を養成する制度です。
ここでしかない充実の教育・キャリアアップ制度と、
豊富な職種・職域で、活躍の場
見つけられます。

幹部自衛官とは

国の防衛・災害派遣・国際平和協力活動など多種多様な活動を担う自衛隊は、その任務を遂行するため全国各地に約260カ所の駐屯地・基地と約23万人の隊員を有しています。 この大規模な組織の中で指揮官や幕僚として活躍するのが、部隊の骨幹である 「幹部自衛官」です。

\ 大学生から幹部自衛官に /

「幹部候補生」の4つの魅力

①“公”に尽くす究極の分野
「国家安全保障」の立案・実行に携われる

自己が進むべき道を考えるとき、「人の役に立ちたい」、「社会に貢献したい」と考える人は多いと思いますが、そういった“公”に尽くす分野の究極的なものが「国家安全保障」です。

幹部候補生から自衛官になる者は、我が国の防衛、災害対応、国家平和協力活動など国家安全保障の立案・実行に携わることになります。

そのやりがいは、とても大きいものです。

幹部自衛官の感じるやりがいとは

②学んできたことや個々の適性を
しっかり活かせる多様な業種・職種がある

我が国の緊急事態に活動する自衛隊には、あらゆる事態に柔軟に対応する能力が求められます。このため、現場の第一線部隊から広報・経理・補給などの後方支援、情報分野・サイバー・宇宙等の新たな分野まで、幅広い業種の仕事があり、仕事の形態としても、行政、国外機関(防衛駐在官等)での勤務、研究開発、学校の教官等、非常に多岐にわたります。

皆さんが大学等で学んだ個々の適性をしっかり活かすことが出来ますし、もちろん新しいことに挑戦できます。そして、一般大学から幹部候補生として入った幹部も、防衛大学校を卒業した幹部も、人事上は平等な管理をしています。

大学・大学院で学んだことを
活かして活躍できます

③働くフィールドが圧倒的で広大

我が国の防衛や災害への対応など、あらゆる事態に迅速に対応するため、陸上・海上・航空自衛隊には全国約260カ所の駐屯地・基地があり、隊員は全国各地で活動しています。また、国際平和協力活動や国際交流により、世界各国で活動する機会もあります。例えば、海上自衛隊は砕氷艦しらせで南極で活動しています。

そして、組織の中にあっても、現場の第一線部隊から大部隊を指揮する本省の司令部に至るまでの幅広いポジションがあります。

このように圧倒的に広大なフィールドで他の人にはできない経験ができる職業であることは自衛隊の魅力の一つです。

陸・海・空合わせて
約100種の職域職種あり

④勤務を通じて成長を実感し、
自分に自信が持てる

自衛隊は、国民の期待に応え続けるため、幹部自衛官の教育には特に力を入れてます。

学校等の機関における教育(OFFーJT)と実務を通じた人材育成(OJT)を組み合わせながら段階的にその能力を向上させていきます。また、自衛隊は仲間をとても大切にし、一人にせずみんなで成長していこうという文化があります。

入隊前に体力やコミュニケーション能力等に不安を抱いている人も、勤務を通じて着実に身に着けていき、自分に自信が持てるようになります。

プロフェッショナルな指揮官を
育てる、幹部の教育

プロフェッショナルな指揮官を育てる

幹部の教育

幹部候補生は曹長として、まず陸上・海上・航空自衛隊に1校ずつ設置された「幹部候補生学校」へ入校します。幹部候補生学校では規則正しい学校生活を送りつつ、防衛基礎学・防衛教養のほか、体育や実技を履修します。
全員が校内にて起居する集団生活を通じて、幹部としての資質・教養を身に着け同期との絆を深めます。
約1年の教育を経たのち幹部自衛官へと昇任。部隊勤務や職種・術科学校、幹部学校など、陸・海・空それぞれで隊員のレベルに応じて段階的に教育が行われています。
自らのライフプランに合わせた成長とキャリアアップを実現することができるのです。

幹部教育を担う学校

中級・上級幹部教育では個人の志向に応じて、部隊指揮の能力を極めていく幹部学校や職種の専門家を目指すための職種・術科学校において学ぶことができます。

\強いリーダーシップを
発揮するための仕組みがあります/

幹部自衛官としての
キャリアアップ

陸上・海上・航空各自衛官の階級は2士から将まで、 16階級に分かれています。このうち、3尉以上の8階級を「幹部自衛官」と言います。
また自衛隊の隊務を防衛大臣が統括するための補佐機関として、内部部局、統合・陸上・海上・航空各幕僚監部が置かれています。 幹部自衛官はこのスケールの大きな組織において、さらに強いリーダーシップを発揮する高級幹部への道が、個人のやる気と努力により拓かれていきます。

大学・大学院で学んだことを
活かして活躍できます

国際・安全保障

任務地
外務省在オランダ日本国大使館
防衛駐在官兼化学兵器禁止機関 日本常駐代表代理1等陸佐早川 健太郎
欧州における安全保障に携わり、
外交・軍縮の場面で活躍

私は、大学院で有機化学を専攻し貸費学生として、 平成14年に入隊、その後、部隊及び研究開発機関等の勤務を経て、現在、在オランダ日本国大使館で、 防衛駐在官として、同時に、 オランダのハーグ市にある化学兵器禁止機関 (OPCW) 日本常駐代表代理としての役割を持ち、勤務しています。 欧州における外交・安全保障や、世界的な化学兵器の全面禁止及び不拡散のための活動に貢献できることに大変やりがいを感じております。

法務

任務地
第9特科連隊
第9特科連隊 第2大隊
2等陸佐
若山 一基
部隊の運用に精通し、より生きた法令運用に貢献

私は法学部を卒業し、 入隊後に法務職域 (主として自衛隊の適法性確保のための職域)を希望しました。そして、平成28年から3年間法科大学院へ研修に行き、令和元年度の司法試験に合格しました。 今後は法務職域での勤務を通じ、 弁護士資格を獲得する予定です。 自衛隊の活動の幅が広がり法務の役割が増大している中、法務職域においても、部隊の運用に精通し、より生きた法令運用に資することが求められているため、非常にやりがいを感じています。

民間企業研修

任務地
株式会社電通
陸上自衛隊
中央業務支援隊付3等陸佐
相澤 雄一
民間の力や組織のノウハウを自衛隊に還元

現在は広告代理店で企業の方に向けて営業を行っています。 CMの制作やSNSの企画などクライアント様の要望が時代によって変わっているので、それに対して迅速に対応し、最大限要望に答えなければいけません。 0からひとつのものを作るのは、防衛省ではなかなか体験できないことなのでとてもやりがいを感じます。 今後はこのノウハウを組織に還元していき、 自衛隊の活動を広くみなさんに知っていただけるような仕事に携わっていきたいです。

※所属・階級は撮影当時のものです。

\自分の得意分野を活かせる/

陸・海・空合わせて約100種の職域職種あり

衛生科/陸上

化学科/陸上

機甲科/陸上

航空科/陸上

水上艦艇/海上

経理補給/海上

航空機整備/海上

潜水/海上

航空機整備/航空

気象/航空

操縦/航空

航空管制/航空

幹部自衛官のやりがい

水陸機動団の小隊長として

河浦 武蔵

陸上自衛隊
第2水陸機動連隊第2中隊/
平成29年入隊/3等陸尉

河浦 武蔵

陸上自衛隊
第2水陸機動連隊第2中隊/平成29年入隊/3等陸尉

入隊して1年後には小隊長となり、様々な訓練の中で仲間と助け合いながら目標を達成し、その喜びを全員で分かち合えることが私のやりがいです。また、入隊するまでは想像もできなかった様々な訓練に参加し、日々刺激を受けています。海上自衛隊の艦艇に搭乗し、船からボートで発進して上陸する訓練、または、いつ大規模災害が発生しても速やかに出動できる態勢を確立する訓練など、 幅広い訓練を行います。
訓練以外では、特技の英語を活かした米海兵隊との調整や有事の際に必要となる法律の勉強など幅広い経験を通じ、自分の可能性を広げることができることもやりがいに感じます。

家庭と仕事を両立し、後輩たちの模範となりたい

山中 遥加

海上自衛隊
呉教育隊教育部教官室/
平成27年入隊/2等海尉

山中 遥加

海上自衛隊
呉教育隊教育部教官室/平成27年入隊/2等海尉

幹部自衛官を志望したのは、 全国さまざまな地域で勤務することができ、職種も艦艇、航空部隊、陸上と幅広いからです。印象に残っているのが遠泳訓練。訓練を積み、最後は仲間とともに1日をかけて8マイルを泳ぎ切ったことで、自信がつきました。現在は、女子学生及び教官の受け入れ態勢を構築しています。
各部との調整など大変なことは多々ありますが、やりがいを感じています。私の夫も幹部海上自衛官です。家庭と仕事をしっかり両立し、後輩たちの模範となりたいです。

業務処理の効率化を進め、やりがいのある環境を作りたい

大坪 隆志

航空自衛隊
第2補給処調達部原価計算課/
2008年入隊/1等空尉

大坪 隆志

航空自衛隊
第2補給処調達部原価計算課/2008年入隊/1等空尉

就職活動ではパイロットか航空機の技術者を希望しており、航空自衛隊の幹部候補生試験に飛行要員として合格することができたため入隊を決意しました。 幹部自衛官は各基地で活躍の場があり、全国のさまざまな場所で多くの経験が積めるのが魅力です。 現在勤務する原価計算課では、装備品などを購入するにあたり、適正な価格を算定することを業務としています。将来は、非効率な業務処理を改善して全隊員がやりがいを感じられる環境を構築できる幹部自衛官になりたいです。

自衛隊の活動

自衛隊の主な任務は、 平和を守ること。 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り、 日本に対する侵略事態に備えるなど、日々皆さんの安全のために取り組んでいます。

国の防衛

Defense of Japan

万一、日本が武力攻撃などの有事に見舞われても、国民の生命と財産を守るために、即座に効果的な対応ができるように備えます。

災害派遣等

Disaster Relief Operation

大規模な自然災害や有事の際に人命救助と復興に尽力するため、国内のどの地域においても災害派遣ができる態勢を保持しています。

国際平和協力活動等

International PeaceCooperation Operation

国際平和のための努力及び国際協力の推進に寄与するため、 国際平和協力業務、国際緊急援助活動等に参加しています。

よくある質問
よくある質問
Q.

防大卒との人事処遇上の違いはありますか?

A. 入隊後の人事処遇上の管理は、防大を卒業した方と同じです。
Q.

お給料や福利厚生などはどのようになっていますか?

A.

各種処遇は以下の通りです。

身分:特別職国家公務員

俸給:令和4年1月1日現在

一般大卒程度試験合格者

修士課程修了者等以外・・・・・ 226,500円

修士課程修了者等・・・・・・・ 243,500円

院卒者試験合格者・・・・・・・・ 247,500円

歯科・薬剤科

大卒(歯科・薬剤科)・・・・・・ 247,500円

大学院卒・・・・・・・・・・・・ 247,500円

※採用時の給与は、採用予定者の職務・経験などにより異なります。 ※俸給の月額については、法律の改正により改定される場合があります。

手当:勤務や職種・職域に応じて、住居手当、扶養手当、航空手当、乗組手当、航海手当、地域手当などがあります。

昇給:年1回

賞与:期末・勤勉手当(ボーナス):年2回(6月、12月)

勤務時間:8:15~17:00(勤務地により異なります。)
休日・休暇:週休2日制、祝日、年末年始及び夏季特別休暇、年次休暇などがあります。

福利厚生:
防衛省共済組合施設(宿泊、野球場、テニスコートなど)その他提携している保養施設、会員制リゾート、会員制スポーツクラブなどが全国にあり、割安で利用できます
貯金事業・・・普通、定額積立、定期預金
貸付事業・・・普通・特別・住宅・財形など
物資販売事業・・・売店・展示即売会など

Q.

幹部自衛官として部隊を指揮できるか、不安です

A.

心配はいりません

実際に部隊に配置される前に、幹部候補生学校で、部隊を指揮するための訓練を行います。 また、部隊は若い幹部自衛官を毎年受け入れており、幹部自衛官を部隊として育てるノウハウを持っていますので、心配はいりません。

Q.

外出や外泊はできますか?

A.

月曜日から木曜日は外出・外泊はできません

金曜日の課業後から日曜日の夜まで外出・外泊ができます。
ただし、訓練等ある場合は上記と異なります。
(月曜日から木曜日の間も通院等の外出は可能です。 また、GW、お盆休み、年末年始は外泊可能です。)

Q.

卒業後の職種、勤務地はどのように決まるのですか?
希望は聞いてもらえますか?

A.

本人の希望を確認し、適性などをみて、適材適所で職種や任地を決定します

自衛隊には、多種多彩な仕事があります。

Q.

自分は英語が苦手ですが、海外で勤務することはできますか?

A.

入校して語学力を高めます

自衛隊には、 語学を専門に教育する課程があり、入隊後、職に応じた人材を育成するため、本人の希望等を踏まえた上で、入校させて語学力を高めます。また、防衛駐在官等、特に高レベルの語学能力が要求される職務に就く際は、事前に英語能力を上げるための準備期間があります。 幹部自衛官の海外勤務としては、国際貢献活動の他、 世界46か国の防衛駐在官 (大使館等勤務) 国連等の国際機関の連絡官、列国の国防大学への留学等があり、本人の希望・適性等により選抜されます。

Q.

子育てしながら仕事を続けることはできますか?

A.

結婚、出産後も仕事を続けることが可能です

産前産後休暇、育児休業等の制度を利用して、結婚、出産後も仕事を続けることが可能です。また、庁内託児所や、緊急時に子供を預けることができる緊急登庁支援制度も利用することができます。

応募方法、募集要項の詳細は
お住まいの地域の地本へ問い合わせください