REPORT

活動リポート

クリスマスコンサートinふくい

令和2年12月16日(水)、中部方面音楽隊にとって今年最後となる演奏会「クリスマスコンサートinふくい」がハーモニーホールふくいにて開催されました。今回の演奏会では新型コロナウイルス感染症対策のためソーシャルディスタンスの確保に努め、約半数の客席数での開催となりました。 演奏会は年末に相応しく、ヨハン・シュトラウス作曲、鈴木英史編曲による「こうもりセレクション」を演奏し、華やかに幕を開けました。続くリーマンス作曲「ベルギー落下傘兵行進曲」では、民謡調の主題から始まる行進曲をお届けしました。この曲はいつも私たちが演奏するメリハリのある行進曲とは違い、素朴なメロディーの中に込められたベルギー兵たちの想いを熱いサウンドで表現しました。シューベルト作曲「アヴェ・マリア」では、鶫真衣3等陸曹のしっとりとした歌声と美しい吹奏楽の響きが混じり合い、ホールを特別な空間に作り上げました。そんな雰囲気を一変するように、アンダーソン作曲「クリスマスフェスティバル」で楽しいクリスマスへの期待感をノリノリの演奏で表現しました。続く曲はモンティ作曲の「チャルダッシュ」です。馬渡英一1等陸曹のマリンバソロで、難易度の高いこの曲を超絶技巧で情熱的に演奏し、会場は最高潮の盛り上がりを見せました。最後にお送りしたのは、天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典で披露され、人気グループ「嵐」が歌って話題になった組曲「Ray of Water」です。第2楽章のピアノソロは、中部方面音楽隊のピアノ奏者である上野海1等陸士が務め、第3楽章では鶫3曹とコーラス隊の歌で音楽を彩り、聴いて下さっているお客様に、日本の未来に希望が持てるようなメッセージをお届けしました。アンコールでは鶫3曹の歌で「そして、未来へ」と、クリスマスコンサートの名に相応しく「ジングルベルin swing」で賑やかに幕を閉じました。 今年は年始から新型コロナウイルスの影響で、数々の派遣演奏が中止や延期となり、これまであった当たり前の演奏活動が出来ない状態でした。しかし1年の最後にお客様の前で演奏が出来たことで、お客様と直接お会いできることがどれだけ大切な時間なのかを改めて感じることが出来ました。ご来場いただいたお客様並びに演奏会のお手伝いをしてくださった皆様、自衛隊福井地方協力本部の皆様、誠にありがとうございました。(文:星野士長)

橿原神宮トワイライトコンサート

令和2年10月24日(土)、奈良県橿原市の橿原神宮において、「橿原神宮トワイライトコンサート〜医療従事者の方々へ〜」が開催されました。本演奏会は、コロナ禍の中、今も現場で戦っている医療従事者の方々に、日頃の感謝の気持ちと新型コロナウイルスの一刻も早い終息への願いを込めて開かれました。 演奏会の幕開けは、医療従事者の方々への感謝の気持ちを込め「アメージング・グレース」、そして行進曲「ブルー・インパルス」をお送りしました。今年の5月、医療従事者に向けて航空自衛隊のブルーインパルスが東京都心部を飛行しましたが、我々も医療従事者への感謝を表す青色を音楽でお届けしました。 続く「ソプラノと吹奏楽のための万葉讃歌」では、鵜3曹の凛とした歌声がこの曲の題材である「万葉集」の世界観を見事に表現しました。日本のはじまりの地と言われ、万葉集のふるさとでもある橿原市においてこの曲を演奏出来たことをとても嬉しく思います。 「日本を勇気づける名曲メドレー」では、「明日があるさ」や「負けないで」など、いつまでも愛され続けている名曲たちをお聴き頂き、続いてNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」より「スタンド・アローン」を鵜3曹が力強く歌い上げました。NHK連続テレビ小説「あすか」のテーマ曲「風笛」では、荻野士長の人柄が表れる優しい音色のオーボエソロで会場が穏やかな空気に包まれました。 プログラムの最後に演奏しましたのは、天皇陛下御即位奉祝曲「組曲Ray of Water」です。迫カある吹奏楽の響きが感じられる1楽章、そして2楽章「虹のこども」では、ピアノソロを10月に中部方面音楽隊に配属された上野1士が務め、繊細で美しい演奏に心を打たれました。3楽章は鵜3曹の歌とコーラスが加わり、感動的なフィナーレとなりました。 アンコールは、竹内まりやさんが作詞した「いのちの歌」を鵜3曹の歌でお届けし、2曲目には古関裕而作曲の「東京オリンピックマーチ」で幕を閉じました。厳しい状況の続く医療現場で戦っている皆様の心に、音楽を通して少しでもエールをお送りすることが出来たなら幸いです。(文:羽田野3曹)

コロナに負けるな! YouTube配信中

今年に入り全世界で流行している新型コロナウイルス、皆さまも外出の自粛や新しい生活様式に戸惑う日々をお過ごしのことと思います。 私たち中部方面音楽隊でも2月以降演奏会がすべて中止になり、発生当初は出勤者の制限など、普段の練習も満足にできない状況が続きました。自衛隊ではコロナウイルス感染予防の災害派遣や感染者の自衛隊病院の受け入れなどが行われました。 そのような中で、私たち音楽隊も自衛隊の一員としてなにか国や地域に貢献できることがないかと考え、演奏で国民の皆さまへ勇気、そして一致団結してコロナウイルスに立ち向かう力をお届けするため、動画「コロナに負けるな!」を制作し、これまでに計6弾の動画をYouTubeで配信しました。

第5弾まで配信された動画はコチラ!↓
【コロナに負けるな!】中部方面音楽隊「いのちの歌(鶫真衣)」
【コロナに負けるな!】第2弾 中部方面音楽隊「友〜旅立ちの時〜(鶫真衣)」
【コロナに負けるな!】第3弾 中部方面音楽隊「威風堂々(鶫真衣)」
【コロナに負けるな!】第4弾 中部方面音楽隊「栄冠は君に輝く(鶫真衣)」
【コロナに負けるな!】第5弾 中部方面音楽隊「スタンド・アローン(鶫真衣)」
【コロナに負けるな!】第6弾 中部方面音楽隊「長崎の鐘(鶫真衣)」

風と緑の楽都音楽祭

令和2年9月12日(土)・13日(日)、石川県金沢市で開催中の、「風と緑の楽都音楽祭2020秋の陣」に参加しました。 この音楽祭は、当初春に行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け延期となり、秋の特別公演として9月から12月まで開催されることになりました。 ホールで行う演奏会は2月以来になるため、隊長、隊員共にいつも以上に気合いが入り、久しぶりに生演奏を聴いてくださる方々のために、練習の段階から熱い音楽作りが行われました。 金沢市は、当音楽隊のソプラノ歌手、鶫3曹の出身地であり、11日(金)には、北陸朝日放送の生放送「ゆうどきlive」に出演し歌声を披露しました。12日(土)には、片町きららで行われた「にぎわいコンサート」に、ソプラノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノの編成で参加しました。 「椰子の実」、「オー・シャンゼリゼ」、「そして、未来へ」など、唱歌からシャンソン、中部方面音楽隊のオリジナル曲まで幅広いジャンルの曲を披露しました。初秋を感じる爽やかな青空に鶫3曹の故郷への想いのこもった美しい歌声が響き渡りました。 13日(日)は、本多の森ホールにおいてコンサートが開催されました。演奏者だけでなく、客席も間隔を空け、入場者を半数にする代わりに公開リハーサルを行い、たくさんの方々に聴いて頂くことができました。 プログラムは、世界の音楽をテーマに、コロナ禍で訪れることのできない世界各国を音楽で巡る構成でお送り致しました。世界のマーチ王、スーザの行進曲「自由の鐘」で幕を明け、鈴木英史作曲「大いなる大地~チンギス・ハーン~」と続き、 ドヴォルザーク作曲、歌劇《ルサルカ》より「月に寄せる歌」では、鶫3曹が珍しいチェコ語の歌詞で情緒豊かに歌い上げ、観客を魅了しました。 ホルスト作曲の組曲「木星」では、中間部に平原綾香さんの「jupiter」でお馴染みの、温かく人の心を癒してくれるような雄大なメロディーがあります。特にこだわって練習した部分であり、美しい旋律を噛みしめながら、新型コロナウイルスの終息を願って全身全霊で演奏しました。 続いて、V.モンティ作曲「チャルダッシュ」をこの8月に中央音楽隊から転属してきた馬渡1曹のマリンバソロでお送りしました。歌心たっぷりのテーマから続く速いテンポの超絶技巧は圧巻の演奏でした。 プログラムの最後は、天皇陛下御即位の奉祝曲、菅野よう子作曲、組曲「Ray of Water」を演奏しました。 ピアニストには、富山県出身で金沢でも数々のリサイタルを開催されている塚田尚吾さんをお迎えして、繊細かつ迫力のあるピアノの音色が加わり、フィナーレを飾るにふさわしい情熱的な演奏となりました。 アンコールには、中部方面音楽隊オリジナル曲の村松崇継作曲「そして、未来へ」を再び塚田尚吾さんと共演しました。ピアノとバンドの音色が融合し、その上に鶫3曹の美しい歌声が重なり、感動的な響きがステージを包み込み、明るく平和な令和の未来を願うような1曲となりました。最後に古関裕而作曲「東京オリンピックマーチ」をお送りし、華やかに幕を閉じました。 世界的に演奏会が開催できていない中、音楽を演奏出来ること、直接聴衆の方に聴いていただけることの幸せを身に染みて感じました。 今後も少しずつ演奏する機会を増やし、また、YouTubeでも「コロナに負けるな!」第5弾の動画配信も控えていますので、是非ご覧いただき、少しでも元気をお届けできれば嬉しいです。  これからも、コロナウイルス感染予防対策を徹底し、以前のように皆様の前で演奏出来る日々を待ち望んでいます。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。(文:荻野士長)

たそがれコンサート

令和2年8月7日(金)、大阪城音楽堂において「たそがれコンサート2020」が開催されました。 コロナ禍の影響で、一般のお客様を前にした演奏は2月以降、約半年ぶりでした。本コンサートは野外での演奏でしたが、室内と同等の万全の感染予防対策を施し、客席はもちろんのこと、舞台上もソーシャルディスタンスを保って臨みました。 柴田隊長の指揮の下、1曲目はTV番組≪ザ!鉄腕DASH!!≫でおなじみの曲、佐藤弘明作曲「天国の島」で幕を開け、マーチ王J.P.スーザ作曲の行進曲「自由の鐘」と続きました。オペラアリアの名曲A.ドヴォルザーク作曲、歌劇≪ルサルカ≫より「月に寄せる歌」では、鶫3曹の美しい歌声が夏の夜空に響き渡りました。 そして、ミュージカル≪キャッツ≫より「メモリー」を大阪出身の大瀬戸3曹のアルトサックスソロでお送りし、暑さを忘れる程の心地よい空気に会場が包まれました。 次にゲストピアニストのマシュー・ロー氏をお迎えし、天皇陛下御即位奉祝曲、組曲「Ray of Water」をお聴きいただきました。第1楽章ではダイナミックな吹奏楽のハーモニー、第2楽章ではマシュー氏の優しいピアノの音色、第3楽章では鶫3曹とコーラスの温かな歌声が鳴り響き、楽章が進むにつれて奏者の心も高揚し、熱い演奏ができました。 アンコールでは、オリジナル曲の村松崇継作曲「そして、未来へ」を演奏しました。ピアノには引き続きゲストのマシュー氏に加わっていただき、スペシャルなアンコールになりました。 そして最後に、本来ならば当コンサートの翌日に閉幕予定だった東京オリンピックへ想いを馳せ、古関裕而作曲「東京オリンピックマーチ」をお送りし、華やかに幕を閉じました。 今年のたそがれコンサートは久しぶりの演奏会であったこともあり、音楽を人に届ける喜びを強く感じるとともに、お客様の前で演奏させていただける事の有難さを改めて認識した忘れることのできない特別な演奏会になりました。会場まで足をお運びいただいた皆様をはじめ、YouTubeのLive配信をご覧いただいた皆様、そしていつも応援して下さる皆様に心より感謝いたします。(文:茶円3曹)

ブレーン株式会社 録音協力

6月に入り、全国的に緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常の生活を取り戻してきた中、吹奏楽の出版社「ブレーン株式会社」から、クラブ活動の再開に不安が残る中・高の吹奏楽部の学生さんが、少しでも安心して練習や合奏ができる方法を教えて欲しいとの依頼をいただきました。 小編成のフレキシブルアンサンブルの録音協力を通して、コロナ禍における私たち中部方面音楽隊が感染予防を図りながら合奏を再開する様子を特集していただいています。 ソーシャルディスタンスの確保はもちろんのこと、普段何気なく行っている水抜きにまで気を配っている、私たちの取り組みをぜひご覧ください!↓
陸上自衛隊中部方面音楽隊×BRAINMUSIC ソーシャルディスタンスに気をつけて演奏していただきました!

陸上自衛隊中部方面音楽隊スペシャルコンサート

令和2年2月8日(土)東大阪市文化創造館の大ホールにおいて、「陸上自衛隊中部方面音楽隊スペシャルコンサート」が開催されました。 この施設は昨年9月にオープンしたばかりで音響が大変に素晴らしく、開館記念事業として演奏させていただき大変光栄でした。  ロビーコンサートではファゴット3重奏による「トランペット吹きの休日」やワイセンボーン作曲「トルコ行進曲」「ポルカ」を演奏し、開演前の楽しいひと時となりました。  第1部はA.リード作曲「ビバ・ムジカ!」で華々しく幕を開け、團伊玖磨作曲「祝典行進曲」と続きました。  次に演奏した清水大輔作曲「夢の生まれる場所」では、コップの水をストローでブクブクとさせたり、ホースを振り回して音を出す特殊な奏法による効果音を用いた幻想的な表現と、ダイナミックで力強い吹奏楽の響きをお聴きいただきました。  第1部の最後は櫛田胅之扶作曲「ソプラノと吹奏楽のための万葉讃歌」で、鶫3曹の美しい歌声は厳かで雅な情景を見事に表現しました。  第2部は東大阪市にちなんだ曲目、演出をお送りしました。  吹奏楽の盛んな街ということから、吹奏楽の名曲A.リード作曲「アルメニアン・ダンス パート1」で始まり、東大阪市出身の高畑充希が歌って話題となった「デイ・ドリーム・ビリーバー」と続きました。  次にお送りしたミュージカル「キャッツ」より「メモリー」では、東大阪市生まれの大瀬戸3曹のサックスソロによるしっとりとしたドラマチックな演奏に、会場からたくさんの拍手をいただきました。  続いての「スタンド・アローン」は、東大阪市で晩年を過した司馬遼太郎の小説が原作のNHKスペシャル・ドラマ「坂の上の雲」オープニング曲で、穏やかでありながら力強さを感じさせる鶫3曹の歌声が会場を魅了しました。また、ホールの近くには司馬遼太郎記念館があり、所縁の深い東大阪市において演奏することができ大変光栄でした。  アンコールの菅野祥子作曲「波雫(なみだ)」は、東日本大震災から時を経てやっと振り返ることのできた時の心境を歌った曲で、阪神・淡路大震災から25年という節目の年を迎えた会場の皆さんにとっても感慨深いようでした。  我々自衛隊は地域との連携・協力があって初めて任務を遂行することができる組織です。これからも地域の皆様と自衛隊の架け橋として、親しみのある音楽隊を目指して頑張っていきたいと思います。 多数のご来場、誠にありがとうございました。 (文:糸賀2曹)

陸上自衛隊中部方面音楽隊阪神・淡路大震災25年祈念特別演奏会

令和2年1月26日(日)兵庫県神戸市の神戸文化ホールにおいて『陸上自衛隊中部方面音楽隊阪神・淡路大震災25年祈念特別演奏会』-「忘れない」「伝える」「活かす」「備える」-が開催されました。  まず初めに国歌「君が代」の演奏に引き続き震災で犠牲になられたすべての方々へ哀悼の意を込め、信号らっぱの号音で、黙祷を捧げました。  演奏会に先立ち、震災当時の中部方面総監 松島悠佐氏による防災講話が行われました。その講話の中で、「災害への備え、身を守るための計画、そのトレーニング(訓練)をする、それらを繰り返し実行することが大切なのです。」と強く仰っていました。この講話を聞いて、私自身も自衛官として物心両面の準備ができているか再確認するとともに、特別な思いで演奏に臨みました。  演奏会は行進曲「桜雲」で幕を開けました。この曲は、音楽隊の第50回記念定期演奏会の際に委嘱されたもので、作曲された井澗昌樹さんも会場へお越しくださいました。  2曲目は合唱曲「明日という日が」を鶫3曹の歌でお送りしました。この曲は、東日本大震災で地元の中学生が、避難生活を送っている方々へ向けて歌ったことをきっかけに、多くの人達に歌われるようになった曲です。前向きで勇気をあたえる歌詞と鶫3曹の想いのこもった歌声で聴衆を魅了し、会場が温かい空気に包まれました。  そして1部最後は、天野正道作曲の「おほなゐ」~1995.1.17阪神淡路大震災へのオマージュ~を演奏しました。全3楽章からなる約25分間の大曲です。  この曲は、震災当時、中部方面音楽隊長だった岡野敬三郎さんによる委嘱で作曲されました。  第1楽章(瓦解)は、震災の日の朝突然訪れた激震、けたたましく鳴り響くサイレンなど、その情景が再現されています。第2楽章(荒廃.Requiem)は、震災後変わり果てた街並み、犠牲となられた方への鎮魂曲。第3楽章(復興そして祈り)は、街が少しずつ活気を取り戻し、新たな未来へ向けた祈りが演奏されます。この曲は震災当時の様子をリアルに表現しているため、過去に関西で演奏された際には演奏者も含め、当時の記憶がフラッシュバックしてしまう人が多く出たようで、関西で演奏されることはほとんどありませんでした。しかし今回は演奏会の副題の「忘れない」「伝える」「活かす」「備える」にもある通り、阪神・淡路大震災の記憶を風化させず次の世代に伝えていく役目があるという思いから演奏することとしました。震災当時、災害派遣に参加した隊員も、そうでない隊員も皆が涙ぐみながらの熱い演奏となり、曲のエンディングで神戸の街が復興を果たす場面では涙をぬぐわれる方もおられ、会場が一体となった感動的なものとなりました。  第2部では震災当時慰問演奏に派遣された隊員の一人でもある前田1曹のサックスソロをお聞きいただきました。前田1曹は演奏前のインタビューで「中部方面音楽隊が最初に慰問演奏に派遣された上筒井小学校は私の母校でもありました。避難生活を送っている方々を少しでも元気づけようと演奏に出向いたはずが逆に元気を頂いたことを今でも思い出します。」と語っていました。その後の演奏では、前田1曹の気持ちのこもったサックスソロを聞いて、一緒に演奏している私自身もこみ上げるものがありました。  次に鶫3曹の歌で「春よ、来い」、荻尾3曹と戸次士長のシロフォン2重奏による「マック・アンド・マック」と続き、隊員の歌とダンスによる「パプリカ」、プログラムの最後は「美空ひばりメドレー」で締めくくりました。  アンコールは、さだまさし作曲の「いのちの理由」を鶫3曹の歌でお届けしました。 この曲には「命の大切さ」が歌われており惜しみない拍手が送られ、再び涙するお客さんもいらっしゃいました。  アンコール2曲目は、震災当時演奏希望が多かった行進曲「軍艦」を演奏し終演となりました。  25年を節目に、この阪神・淡路大震災で未曽有の災害が起きたことを風化させず、未来へとつなぐ役割をしっかりと果たしていかなければならないと心から思う演奏会でした。(文:菊川2曹)

新・BS日本のうた

令和元年10月31日(木)、大阪府の寝屋川市立市民会館において「新・BS日本のうた」の公開収録が行われました。 私たち中部方面音楽隊は、昨年に引き続き2年連続の出演で、今回は柴田隊長以下8名で参加しました。 川中美幸さんや福田こうへいさん、氷川きよしさんや純烈さんなど錚々たる顔ぶれの中、今年の5月に日本コロムビアの録音協力を受けリリースされた、鶫3曹をフィーチャリングしたCDの第2弾、「ハレオト」の中から松任谷由実さんの「春よ、来い」を披露してきました。 鶫3曹は、「1流歌手の壮絶な人生観を肌で感じ良い刺激を受けました。また、日本中に自分の歌が届くのがとてもワクワクします。本当に素敵な1日でした。」と収録時の想いを話してくれました。 数多くのトップ歌手に囲まれる中とても堂々と、そして美しい歌声で熱唱し、収録後出演者の方から多数声をかけていただきました。 中には喜ばしいことに天使の歌声と言って下さる人もいらっしゃいました。 今回の収録の内容は令和元年11月17日(日)19時30分~20時59分、NHK・BSプレミアムにて放送予定となっておりますので、是非ご覧下さい。(文:岡曹長)