百 万 一 心 の 石 碑
百万一心は、戦国時代の大名、毛利元就が吉田郡山城の拡張工事の際に人柱の代わりに使用した石碑に書かれた言葉です。
「百」の字の一画を省いて「一日」・「万」の字を書き崩して「一力」とすることで、縦書きで「一日一力一心」と読めるように書かれており、
「日を同じうにし、力を同じうにし、心を同じうにする」ということから、国人が皆で力を合わせれば、何事もなしえることを意味しています。
吉田郡山城の改築で本丸石垣の普請が難航したとき、人柱に代えて、本丸裏手の「姫の丸」に埋めたところ、普請を無事に終えたことから、一致団結の大切さを訴えた教えとされています。