平成20年3月旅団改編に伴い、偵察隊本部・本部付隊・電子偵察小隊及び偵察小隊からなる編成となり、平成24年1月には、昭和37年創隊から50年を迎えました。
情報収集を任務とする偵察隊は、精強な部隊を目指して日夜訓練に励んでいます。また、島根県の災害派遣を担任しております。
昭和32年、千僧駐屯地において第3施設大隊(現大久保駐屯地に在駐)を母隊とした第303地区施設隊として編成を完結、同年出雲駐屯地に移駐し、山陰地区唯一の施設部隊として部外工事・災害派遣に力を傾注してきました。
平成2年、移駐以来出雲の地に32年その名声を誇った第303地区施設隊は廃止されるとともに同年、第7施設群第349施設中隊として生まれ変わりました。
平成11年、第4施設団改編により第349施設中隊が三軒屋駐屯地(岡山県)に移駐するとともに、出雲には近代装備を有する施設科の先駆け部隊として、機能別小隊編成の第304施設隊が新編されました。
平成16年3月、整備小隊が第104施設直接支援大隊(第1直接支援小隊)に改編、さらに平成20年3月には築城・障害小隊が廃止となり、即応予備自衛官を主体とする第301施設小隊が新編され、現在に至っています。
平成16年3月、後方支援体制の変更に伴い、第13偵察隊を直接支援する兵站部隊としてスタートしました。
第2整備中隊は広島県海田市駐屯地に所在し、各直接支援小隊は海田市・山口・日本原・米子に点在、偵察直接支援小隊は出雲に配置され、第13偵察隊の保有する装備品の整備を主たる任務とし、日々整備業務に励んでいます。
また、野外において整備活動ができるよう、夜間・悪天候の中での整備活動などの教育訓練も実施しています。
平成16年3月、後方支援体制の変更に伴い、第304施設隊に対する整備支援をする部隊として新編され、車両・施設機材等の整備業務を実施するとともに、駐屯地に所在する方面直轄部隊、自衛隊島根地方協力本部の車両整備等も支援しています。
また、陸運局認可の認証工場として民間ナンバー車両の分解整備や定期点検も実施しています。
第312基地通信中隊(海田市)の出雲派遣隊として、出雲駐屯地及び自衛隊島根地方協力本部に対する基地システム通信を主任務とし、派遣隊長以下少数精鋭人員をもって基地システム通信組織を維持・運営しています。
少数の人員でありますが、派遣隊長を核心に隊員一人一人の勤務意欲は旺盛であり、駐屯地所在部隊から高い信頼・評価を得られるよう日々精進しています。
中部方面会計隊の隷下部隊であり、昭和28年に海田市駐屯地において第33会計隊第2分遣隊として新編創隊され、出雲駐屯地開設に伴い部隊移駐し、翌年に第357会計隊と名称変更されました。
平成20年には会計機関の集約化に伴い部隊縮小されました。また、平成27年3月に第356会計隊出雲派遣隊と名称変更し、少数でありますが出雲会計隊の伝統を受け継ぎ前進し続け、隊員の給与・旅費の支払い及び物品の調達業務を行っています。
昭和29年、第3警務中隊米子分遣隊に出雲連絡班として新設され、改編等経て現在の第132地区警務隊出雲連絡班となっています。
出雲連絡班は、良き伝統を継承しつつ着実な警務科業務の実施により、出雲駐屯部隊から信頼される部隊を目指して日々の業務に取り組んでいます。
昭和28年10月、出雲駐屯地が新設されて以来、駐屯地の所在部隊が訓練・業務に専念できる環境の整備を主眼に、各部隊及び隊員のニーズに応じるサービスの提供を行っています。
また、駐屯地における部外への窓口としてボランティア活動や各種行事等を通じ、地域の方々との理解と信頼を深めるよう業務を遂行しております。