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みつや表紙

鳥取県倉吉市関金町における行方不明者捜索に伴う災害派遣

第8普通科連隊は、10月20日(水)鳥取県知事からの要請を受け、鳥取県倉吉市の山中において行方不明となった男性を救出するため、捜索活動を行いました。その後に同連隊は22日(金)、男性を発見し、捜索活動を終了しました。

現地において関係機関と調整

現地において関係機関と調整

険しい山中を捜索

険しい山中を捜索

市街地戦闘訓練 第8普通科連隊

第8普通科連隊は9月に23日(木)から26日(日)までの間、あいば野演習場において市街地戦闘訓練を行い、練度向上を図りました。

隊形を組んで前進

隊形を組んで前進

部屋の索敵を訓練

部屋の索敵を訓練

射撃訓練 第13施設隊

第13施設隊は9月28日(火)から30日(木)までの間、日本原演習場において84mm無反動砲及び個人携帯対戦車弾の射撃を行い射撃能力の向上を図りました。

84mm無反動砲

84mm無反動砲

個人携帯対戦車弾

個人携帯対戦車弾

陸曹候補生選抜第2次試験

旅団は10月6日(水)及び7日(木)、海田市駐屯地において陸曹候補生選抜第2次試験を行いました。

分隊教練で部隊を指揮

分隊教練で部隊を指揮

体力検定

体力検定

山口駐屯地創設66周年記念行事

山口駐屯地は10月10日(日)、同駐屯地において山口駐屯地創設66周年記念行事を開催し、観閲式、観閲行進、山口維新太鼓演奏、模擬戦をはじめ、装備品展示、第13音楽隊による演奏会、戦車試乗、VR体験など様々な催しを行い、来場者とともに66周年を祝いました。

厳粛に行われた観閲式

厳粛に行われた観閲式

溌剌とした観閲行進を披露

溌剌とした観閲行進を披露

大迫力の模擬戦

大迫力の模擬戦

山口維新太鼓による演奏

山口維新太鼓による演奏

萩光塩学院高校吹奏楽部と第13音楽隊との共演

萩光塩学院高校吹奏楽部と第13音楽隊との共演

大人気の戦車試乗

大人気の戦車試乗

偵察用オートバイに乗って記念撮影

偵察用オートバイに乗って記念撮影

VR体験ができる!

VR体験ができる!

出雲駐屯地創設68周年記念行事

出雲駐屯地は10月9日(土)、同駐屯地において出雲駐屯地創設68周年記念行事を開催し一般開放しました。  
コロナ禍を考慮し、毎年行っている市中パレードを中止しましたが、島根県在住の方限定で駐屯地を開放し、展示した装備品などを見学していただきました。

87式偵察警戒車

87式偵察警戒車

地面に穴を掘るアースオーガを展示

地面に穴を掘るアースオーガを展示

軽装甲機動車

軽装甲機動車

大きな重機も展示

大きな重機も展示

百万一心

隊長写真

「三」
第13後方支援隊長
むらなか 克  かつ 1佐

本紙「みつや」の名は「三本の矢の教え」に由来します。「多少の利害関係はあるとしても、一つの目標に向かい、皆が協調することで困難を乗り切る事が大事である。」ということを説いており、我々の部隊章のモチーフです。
古来、諺や格言には「三」のつくものが多いです。例えば、「石の上にも三年」、「三人寄らば文殊の知恵」などです。また、西洋のおとぎ話にも「三匹の子ぶた」や「三人のレンガ職人」などがあります。
なぜ、「三」のつく諺や格言が多いのかについては、諸説あるようです。わが国では「三」は「満つ」「充つ」にも通じるおめでたい数字でもあり、「御三家」「三種の神器」といったようにも使われています。今回は、陸上自衛隊での勤務を通じ、感銘を受けた「3つ〇〇」について、3つ紹介したいと思います。
まず一つ目は、冒頭述べた「3つの矢」の教えです。前回の第13旅団勤務以来、「百万一心」とともに、辛いときや悩んだ時の精神的な支柱となってくれました。関係各所との調整や複雑な計画の起案、ややもすれば相手との利害関係で自分の仕事の価値を見失いそうになる時、大切なのは任務に立ち返り、部隊のために一つの目標に向かい協調して仕事をするということを思い出させてくれました。
二つ目は、「3つの根」です。ある時、当時の上司から仕事をする上で大切なこととして、「根拠、根源、根本」の3つの「根」を押さえて仕事をすれば間違いないと教えてもらいました。今では自分なりに次のように理解しています。
・根拠(Basis) 正当性を支える事実。規則、通達、命令等
・根源(Source)物事の一番もとになっているもの。職務、上司要望事項等
・根本(Roots) 物事を成り立たせる基盤。責任感、愛国心、家族愛等
仕事で何かを考えて結論をだすときに、この3つの根を押さえておけば、大方間違いない方向へ進むことができます。
三つ目は、「3つのE」です。仕事をする上で、3つのEを意識して仕事をすることにより、職場の一人一人がやりがいをもって仕事をする上で必要な意識ということで、OBに教わりました。
・Entertainment つまらない仕事を面白く
・Enjoyment 明るい職場
・Excitement 仕事の意識、興奮
陸上自衛官として部隊に配置されている以上、どのポストにも意味のない仕事はありません。そんな仕事にやりがいを見出すのは、自分の意識次第です。失敗して落ち込むこと、大変な問題を抱えて悩むこともありますが、そんな時こそ「3つのE」を大切にして、仲間たちと職務にまい進したいものです。
以上、今回は「みつや」にちなんで、「3つの〇〇」を紹介しました。皆さんにも大切な「3つの〇〇」はありませんか?

三矢の訓え

先任写真

「石の上にも三年」
第13旅団司令部付隊
先任上級曹長
おお 泰 やすゆき 准尉

新隊員の皆さん「石の上にも三年」ということわざを聞いたことはありますか?
「冷たい石の上にも三年座っていれば温かくなる」という例えから、「つらく苦しいことでも続けていれば報われる・諦めずに続ければ成果が得られる」という意味です。
自衛隊に入隊し教育隊では1分・1秒が大切であり、課業外においても戦闘服のアイロン、靴磨き、自習時間等であっという間に消灯になり、自分の時間はほとんどなかったことと思います。部隊配置後においても、わからないことが多いと思います。
学生時代とは生活環境が変わり、まだ慣れず、もうできないと思っている人もいるのでは?その時は「ちょっと我慢」。どこに行っても初めてはあり、大変なこともあります。そのたびに諦めていたら得る物はないのではないでしょうか。
石の上に〇年いれば、幹部・陸曹になっている人もいるでしょう。続けていて良かったと思うときが必ず来ることを信じて頑張ってみてはどうでしょうか。

spotlight

spotlight写真

第13施設隊
まつたに 彩 あや 3曹

松谷彩美3曹は、山口県出身の24歳。平成28年入隊し、現在ドーザ操縦陸曹として活躍しています。

Q1 自衛隊に入隊したきっかけは?

災害派遣で活躍する自衛隊の姿を見て、自分もやってみたくなり入隊しました。

Q2 好きなスポーツは?

バスケットボールです。

Q3 休日の過ごし方は?

ショッピングをしたり、バスケットボールをしたりしています。

Q4 今後の目標は?

ドーザ操縦陸曹としてさらに活躍することです。

ベテランズコーナー

「私の楽しみ、ヨット」
岡山県隊友会倉敷中央支部長
 崇  たかし

ベテランズコーナー

定年してはや10年が経過しました。幸いにも、まだ自然の中で遊べる体力が残っており、自衛隊で仕事をしていた頃から続けているヨット遊びを楽しんでいます。まわりの人にヨットに乗っていると言うと、「リッチですね。」「お金あるんですね」とよく言われてきました。でも、私は、他の自衛官退職者と比べ、お金持ちでもなくヨットに乗ることを楽しんできました。ヨットを持っているわけでもなく、ヨットを楽しむ技術とヨットを楽しもうという気持ちだけで続けているのです。もちろんそこには、ヨットに乗せてくれるオーナーと海という遊べる場所があるからにほかなりません。
私が乗せてもらっているヨットは、長さが約9mで、小さな台所と数人が座れる椅子兼ベットテーブルがあります。小型のエンジンもあります。ヨットレースもでき数日間の宿泊を伴うクルージング(船旅)もできます。
ヨットは、部品や運転の仕方に、英語が多く使われていて、とっつきにくいところも多くあります。でも、乗っているうちに憶えていくことができ、とても魅力のある乗り物です。スピードではモータボートに遥かに追いつきませんが、風を受けてチャプチャプと波の音を聞きながらゆったりと海の上をすべるように走るのは、誠に快感で、人生最高の味わいがあります。
私がヨットに乗り始めたのは40歳を過ぎてからです。最初は海上自衛隊幹部候補生学校でヨット担当の教官の助手として習い始め、ヨットの走らせ方を習いました。その後、縁あって友人から呉在住でヨットを所有している民間の人を紹介され、乗せてもらいました。横須賀転勤で単身赴任になりましたが、運よく葉山で乗せてもらえるヨットを見つけ、ヨットを続けることができました。再び呉転勤になり、呉の元オーナーのヨットで楽しみ、定年となりました。現在は、岡山に在住ですが、ヨット雑誌でヨットクルー(乗組員)を募集している記事を見つけ応募したところ、幸運にも採用されました。玉野港に在籍しているヨットで、月一回のヨットクラブのレースを渋川海岸沖で楽しんでいます。
風の向きを読み、潮流の流れを知り、セールと風の角度を最大限のスピードが出るように調整し、風を感じて走れるヨットは現在でも私の最大の楽しみです。また、瀬戸内海はヨットを楽しめる最高の場所だと思います。あと数年、体力があるうちにこの楽しみを続けたいと思っています。
私は海自OBですが、私の所属しているヨットクラブには、陸自OBもいらっしゃいます。現役時代からこんな楽しみ方を経験しておくと、退職後も楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか。
皆さん、よかったらはじめてみませんか。