“チホン”にはどんなヒトがいる?

自衛官募の集業務を行っている“チホン”(地本=地方協力本部)。
自衛隊というイメージから、強面の自衛官が出てくるのではと、いきなり問い合わせるのは不安という声も聞かれます。
でも実際の地本の人は、希望者にとって、さまざまな問合せに答えてくれたり、説明会や体験見学の機会を案内してくれるだけでなく、自衛隊という職場をよく知るのに、現場の様子などをじかに聞くことのできる大変頼りになる人たちです。
そこで今回は地本で募集活動に関わる人達、特に広報官について詳しくご紹介しましょう。

広報官ってどんな人?

広報官(こうほうかん)は、自衛隊地方協力本部において広報等の業務を行う自衛官です。
広報官は、各部隊等での勤務経験がある隊員が任命されます。とはいえ、強面のおじさんだと思っていたら大間違い。普通の若い男性、女性隊員もたくさんいます。
主に自衛官の募集に関する業務やイベント等の広報活動を行っており、皆様にとってこれまでの勤務経験を通して直に説明を聞く機会を持つことができます。

広報官

自衛隊を希望する人を募るために、さまざまな告知PRから、志願者の受験・入隊まで全般をサポートします。また地域とのコミュニケーション窓口として、自衛隊の各種イベント、部隊見学や体験学習の受付と随行などの、さまざまな広報活動を行っています。

コラム

自衛官募集に係る他の人たち

広報官以外にも自衛隊を知る上で相談できる人がいます。大学や高校を訪問して説明会やセミナー等で、希望者の問合せに答えてくれる、カレッジリクルータやハイスクールリクルータと呼ばれる人たちです。

カレッジリクルータ

カレッジリクルータとは、幹部自衛官を志すみなさんに自衛隊の仕事についての質問や相談にお答えする、他部隊から援護業務として派遣され現役自衛官のことです。カレッジリクルータ自身は、一般大学を卒業して部隊で活躍している幹部自衛官です。

ハイスクールリクルータ

ハイスクールリクルータは、自衛官を志願する後輩の皆さんにアドバイスをする地元出身自衛官です。
リクルータは定められた期間、地方協力本部の募集を担当する事務所で勤務しています。

募集相談員

「自衛官募集相談員」とは、自衛官志願者に関する情報の提供、自衛隊地方協力本部の行う募集のための、いろいろな広報に対する援助を個人の好意に基づいて実施して頂いている市民の方々です。また、防衛意識の普及等、防衛基盤の育成にも貢献する極めて重要な役割を担って頂いています。

広報官の仕事は採用だけじゃない

自衛隊に対する国民の理解と関心を深め、より一層の信頼と協力を得るために、創立記念日行事・音楽隊演奏・航空祭・体験航海・部隊行事への参加など様々な活動を行っています。地域イベントのお手伝いや参加する機会もあります。
各地本では、その地域で開催される自衛隊駐屯地・基地でのイベント情報等をSNSを活用して発信しています。

公式SNS

防衛省ホームページから地域ごとのX(旧Twitter)アカウントを検索できます。ぜひ、お近くの地方協力本部のX(旧Twitter)を探していただき、フォローをしてみてください。(下図をクリックすると防衛省ホームページに遷移します。)

コラム

“チホン”にはこんなヒトもいます

募集班長の模型部屋MoKEI ROOM

新潟地方協力本部の募集班長が自ら乗ってきた自衛隊車両や、旧軍・各国の車両等のプラモデルを紹介しているページです。自衛隊という仕事に対する愛着と趣味のプラモデル作りを融合させて、ホームページに掲載しています。

さあ、あなたも地本の人に会ってみませんか?