防衛省 情報本部 Defense Intelligence Headquarters

情報本部の任務・活動

情報本部の概要と任務

我が国最大の情報機関として

情報本部は、我が国の情報機能の重要性と冷戦後の国際情勢の変化を踏まえ、平成9年に創設された防衛省の中央情報機関です。

電波情報、画像・地理情報、公刊情報などを収集・分析するとともに、防衛省内の各機関、関係省庁、在外公館などから提供される各種情報を集約・整理し、国際軍事情勢等、我が国の安全保障に関わる動向分析を行っており、その分析結果は、内閣総理大臣や防衛大臣、防衛省の内部部局等各機関、国家安全保障局をはじめとする関係省庁や陸・海・空自衛隊の各部隊に報告、共有され、政策判断や部隊運用に役立てられています。

また、2022年12月に閣議決定された国家防衛戦略において、情報本部は従来の役割に加え、我が国の防衛における情報戦の中心的な役割を担うこととされ、情報本部への期待は益々高まっています。

情報本部の活動

図:情報本部の活動

情報提供

安全保障にかかる政策判断や部隊運用に資する情報をカスタマーに提供します。

計画

政策や運用の意思決定者(カスタマー)からの要望(ニーズ)に基づいて情報業務の計画を立てます。

収集

電波情報

我が国上空に飛来する軍事情報電波などを収集し解析することにより得られる情報です。

画像・地理情報

衛星から収集した地上の画像を解析すること等により得られる情報です。

公刊情報

新聞やインターネット等の一般に公開されている情報です。

交換情報等

防衛省内の各機関、関係省庁、友好国等から得られる情報です。

処理・分析

収集された情報の解読、翻訳、整理等を実施
意思決定に資する情報を抽出し、分析官の解釈を加えます。

情報成果の作成

収集し、処理・分析した情報をプロダクト(成果物)としてまとめます。