ナラメシ

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ナラメシ

学生(基幹隊員もだけど)の元気は食事から。
それが「ナラメシ」。

空自空上げ(からあげ)

ナキちゃん空上げ(左下は奈良基地キャラクター「ナキちゃん」)

 空自空上げとは・・・
 航空自衛隊の各基地の給食で提供される鶏の唐揚げを、航空自衛隊全体でより上を目指すとする意味を込めて「空上げ(からあげ)」と呼称しています。


8月更新 奈良基地空上げ「ナキちゃん空上げ」レシピ

 ※ 画像をクリックするとPDFファイルで開きます。

7月更新 奈良基地祭にて、「ナキちゃん空上げ」提供

 6月1日(土)当基地で実施された奈良基地祭において、基地自慢の「ナキちゃん空上げ」を招待者の方々に振舞いました。空上げを口にした人たちからは、「美味しい!」「レシピが知りたい!」といった声をいただきました。

下ごしらえ(漬け込み中) 次々と出来上がる空上げ
   
空上げコーナー 提供の様子
   
   

6月 競技会会長特別賞 受賞!

 5月30日(木)浜松基地で実施された航空教育集団調理競技会において、奈良基地から給養(食事を作る仕事のこと。)の横谷2曹が参加し「ナキちゃん空上げ」で上位入賞を目指しました。結果は実質的に2位となる「競技会会長特別賞」を受賞し、惜しくも上位大会への参加はできませんでしたが、航空自衛隊内に奈良基地の「ナキちゃん空上げ」を広く知らしめることができました。

調理中の様子 この「空上げ」で勝負だっ!
   
盛り付けられた「ナキちゃん空上げ」 学校長(右)、准曹士先任(左)と横谷2曹(中央)
   
   

5月 調理競技会に向けて Part 2

 4月に提供した空上げ(おろし生姜強め)は、隊員の評価が4.17点(5点満点)でした。なので、今月提供する空上げは先月の点数を超えるべく、昨年度からの総決算として最後の工夫を凝らした空上げに仕上げました。
 ベースの醤油、おろし生姜、酒粕に加え、昨年大好評だった塩麹を追加することで鶏肉が柔らかくなり、より味わい深い空上げになりました。

再び塩麹が登場 鶏肉に合わせ調味料をからませる
   
実際に隊員がコンロを使って調理 できあがり!
   
   

4月 調理競技会に向けて

 航空自衛隊内で行われる教育集団調理競技会に向け、もう一工夫(隠し味となるおろし生姜、酒粕との割合を変化)を凝らした空上げを昼食で提供し、隊員に評価して頂きました。

おろし生姜と酒粕の配分を再度調整 出来上がった空上げの様子
   
空上げを食べる候補生 喫食後、カウンターで評価
   
   

3月提供レシピ

 3月の空上げは年度の総決算として、今まで作った空上げの中で特に好評であった3つのレシピ(ご当地醤油風味、奈良漬け風味、塩麹風味)の中から、最も美味しい空上げを隊員に選んでもらいました。投票の結果、3月そして奈良基地オリジナル空上げは「ご当地醤油風味」に決定しました。
 奈良は水質が良く、寒暖の差が激しいため醤油の醸造に適しています。その奈良ご当地醤油に酒粕、素麺節を合わせました。奈良の醤油が持つ深いコクと酒粕の柔らかい後味、衣に和えた素麺節の歯ごたえが楽しめる空上げになりました。

目印の旗を作成中 醤油風味、奈良漬け風味、塩麹風味に区分
   
配食風景 カウンターで決戦投票
   
今回使用したご当地醤油 前月に引き続き酒粕が登場
   
衣にアクセントを加える素麺節 揚げあがり
   
   

2月提供レシピ(酒粕風味)

 奈良市内にある正歴寺は酒造の発祥の地と言われ、現在も奈良は酒造が盛んです。そこで、酒造の行程で生成される酒粕を空上げに合わせました。今回は更に奈良の特産品である黒米を衣にまぶしてみました。
 食べた瞬間に清酒の香りがほんのり香る、柔らかい味わいの空上げに仕上がりました。酒粕の風味は強く主張しないため、鶏肉独自のコク、揚げた衣の香ばしさがより際だつ、バランスの取れた空上げとなりました。

味の決め手の酒粕 衣に加える黒米
   
酒粕と黒米を鶏肉に合わせる 揚げあがり
   
   

1月提供レシピ(梅風味)

 1月のレシピは「梅風味」でした。
 奈良県は梅の栽培が盛んで、特に月ヶ瀬梅林は、国が大正11年に兼六園や奈良公園と共に名勝第一号として初めて指定した場所として知られています。梅干しは熱を加えると風味が飛んでしまうので、下味の段階より鶏肉を梅肉に漬け込むとともに、揚げる直前に再度梅肉を和えることにより、梅の香りが残る、落ち着いた味わいの空上げに仕上げました。ちなみに、奈良県は平成29年の梅干しの生産量第3位で、和歌山県、群馬県に次ぐ生産県です。

味の決め手の梅干し 下味付けに梅干しを和える
   
揚げる直前に再度梅干し投入 油で揚げている様子
   
   

12月提供レシピ(大和茶風味)

 12月のレシピは「大和茶風味」でした。
 「大和茶」とは、冷涼で朝晩の温度差が激しい大和高原の気候が育てたお茶のことで、弘法大師が唐から持ち帰った種を宇陀市の佛隆寺に植えたものが始まりと伝えられています。鶏肉をあらかじめ煮出しておいた大和茶に漬け込んでおくことで、クセを和らげるとともに清涼感のある後味をだすことができました。また、今回は更に素麺節を衣に和えることで歯ごたえも満足できる空上げに仕上がりました。ちなみに、奈良県はお茶の生産量全国第7位(平成28年)です。

今回使用した大和茶 衣に使う素麺節
   
素麺節と衣を鶏肉につける もうすぐ完成
   
   

11月提供レシピ(塩麹風味)

 11月のレシピは「塩麹風味」でした。
 奈良市内には、酒造の発祥の地と言われる寺が存在し、現在も奈良は酒造が盛んであることから、酒造りに欠かせない麹を用いた塩麹を空上げに合わせました。
 塩麹の特徴として、
 1 ビタミン類が豊富
 2 肉類を柔らかくする効果
 3 アミノ酸やグルタミン酸等の旨味成分が豊富
 の3つが挙げられます。この効果により、今月の空上げは柔らかくジューシーに仕上がりました。優しくあっさりした味わいは、幅広い年齢層から高評価をいただき、次回の空上げを創作する上で大きな弾みとなりました。      

空上げに使用した塩麹 鶏肉に塩麹とだしの素をもみ込む
   
もうすぐ完成 できあがり!
   
   

10月提供レシピ(牛乳・塩昆布風味)

 10月のレシピは「牛乳・塩昆布風味」でした。
 奈良県では、平成28年の県民一人当たりの牛乳消費量が日本一になるなど、古くから牛乳が好まれていました。また、奈良市内で出土した奈良時代の木簡には昆布に関する記述があり、当時から平城京では昆布が食されていたことが分かっています。
 そこで、10月は奈良市内で生産された牛乳に塩昆布をあわせて調理しました。

奈良県産の牛乳 今回、調理に使用した塩昆布
   
空上げを調理する隊員 もうすぐ完成!
   
   

過去の奈良基地空上げ

 4月:豆板醤・マヨネーズ風味
 5月:味噌・マヨネーズ・七味風味
 6月:にんにく・しょうが風味
 7月:2種の山椒風味
 8月:奈良のご当地醤油風味
 9月:奈良漬風味

山椒 奈良県産の醤油 奈良漬