第46代中部航空方面隊司令官
坂本 浩一
(さかもと こういち)
防衛大学校34期
福井県出身
中部航空方面隊ホームページをご覧の皆様におかれましては、日頃より、中部航空方面
隊に対するご理解及びご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、一層厳しさと不透明さを増し、力による現状
変更の動きが顕在化しています。中部航空方面隊は、我が国周辺で活発に活動する中国機
やロシア機に対し、昼夜を問わず、常続不断の警戒監視に万全を期し、緊急発進による対
応、また、北朝鮮による飛翔体発射への対応など、いかなる事態にも迅速かつ的確に対応
できる態勢を維持しています。
他方、令和5年1月16日〜26日の間、百里基地において、空自と印空軍による国内
初の戦闘機共同訓練を実施しました。戦術技量の向上、日印空軍種間の相互理解の促進及
び防衛協力の更なる深化を図ることができたことは、基地周辺の皆様のご理解とご協力を
はじめとする多くの皆様のご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
また、1月28日〜30日の間、石川県知事からの輪島市内における給水支援に係る災
害派遣要請を踏まえ、中部航空警戒管制団第23警戒隊(輪島)の水タンク車などにより
延べ約5トンの給水支援活動を実施しました。被災された皆様は大変なご苦労があると存
じます。心よりお見舞い申し上げます。
今後も中部航空方面隊は、汗を流し、あらゆる努力をして、国民の皆様の安心安全のた
め、全力で取り組んでいきます。また、我が国の美しい空と海、そして故郷をより良い形
で未来へ繋げるため、安全保障3文書を踏まえ、強靭かつ柔軟な運用能力を向上させ、よ
り「精強」な存在となり、「誇り」と「覚悟」をもって役割を全うします。
引き続き、中部航空方面隊に対する変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し
上げます。