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トンガ王国における国際緊急援助活動に係る輸送艦「おおすみ」の帰国について

 トンガ王国国際緊急援助活動統合任務部隊の輸送艦「おおすみ」は、3月5日、任務を完遂し、呉基地に入港しました。
 輸送艦「おおすみ」は、海底火山の大規模噴火で被害を受けたトンガ王国に緊急支援物資を届けるため、1月24日に出国し、2月9日からトンガ王国において8日間にわたり活動を実施し、国際緊急援助活動の終結に係る大臣命令を受け、帰国しました。
 帰国に際して、自衛艦隊司令官(海将 湯浅 秀樹)は、「第1輸送隊「おおすみ」と航空援助隊は緊密に連携し、合計38トンの物資輸送及び離島を含む合計81トンの給水支援活動を行い、トンガ王国の復興支援に大きく貢献した。また、厳しい環境下で新型コロナウイルス感染症対策に万全を期し、誰一人とも感染者を出すことなく困難な任務を完遂したことは称賛に値する。最後に、隊員家族、友人等の深い理解と温かい支援があったことを心に留めてもらいたい。」と訓示しました。
 自衛艦隊は、これまで「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、平素から機会を捉えて太平洋島しょ国への親善訪問や訓練を実施するなど友好関係と相互理解の深化に努めてきました。友人であるトンガ王国の一日も早い復興と持続的な発展を心から祈念します。