東郷平八郎

 東郷元帥(当時中将)は明治34年(1901年) 舞鶴鎮守府開庁時の初代司令長官であり、日露戦争では 連合艦隊司令長官として全期間にわたり主要作戦を指揮 し、特に日本海海戦では歴史上類のない完全勝利を収め、 世界三大提督として英国のネルソン提督とともに世界的 にも有名な英雄である。

 元帥は日本海海戦戦闘開始時に、Z旗掲揚を もって「皇国の興廃此の一戦に在り、各員一 層奮励努力せよ」と各艦へ信号を送った。

 日本海海戦時の旗艦三笠艦上における戦闘 指揮の状況であり、中央から向かってやや右 のサーベルを持った人物が東郷元帥(当時大 将)であり、左上にはためいている旗がZ旗であります。

 当時、海軍では礼節等を重んじ、以下のように周知徹底させた。