「航空自衛隊(根室)のお仕事」

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警戒管制レーダー整備員

警戒管制レーダー整備員
【根室で勤務する場合】
 第26警戒隊は、警戒管制レーダーという機械を使用して領空を監視するという任務を遂行していますが、機械は定期的にメンテナンスをしないと、その性能を発揮することができません。そのメンテナンスを担当しているのが「警戒管制レーダー整備員」です。
 警戒管制レーダーは、言うなれば日本の空を守る「眼」に相当します。レーダーについて簡単に説明すると、「目標となる航空機に電波を当てて、反射して返ってきた信号を解析し、その航空機の位置や進行方向、高度、速度を測る」という働きをもっています。そのため警戒管制レーダーは、巨大なアンテナ、アンテナを回転させるための動力機構、電波を発射するための電力部、反射して返ってきた信号を解析するためのコンピューター、解析結果を表示する表示機器等、高度な科学技術で構成される複雑なシステムになっています。
 警戒管制レーダー整備員は、警戒管制レーダーという「眼」が壊れないように定期的に整備をしたり、仮に壊れてしまった場合に速やかに修理するために24時間態勢で交代勤務しています。

【根室以外で勤務する場合】
 根室と同様のレーダーサイト部隊は、第26警戒隊を含めて全国28カ所に所在します。北は稚内から南は沖縄県宮古島まで、いろいろな場所で勤務できるチャンスがあります。
 また、警戒管制レーダーをトラックに積載し異動できるように改修した移動警戒隊が全国4カ所(北海道千歳基地、埼玉県入間基地、福岡県春日基地、沖縄県那覇基地)に所在し、このような場所でも警戒管制レーダー整備員として勤務できます。
 さらに、適正や健康状態、能力等を満たせば、警戒管制レーダーを航空機へ搭載した早期警戒管制機(E-767:AWACS)や早期警戒機(E-2C:AEW)の搭乗員として勤務する可能性が広がります。