第２教育群

概要

　採用後、２等空士（特別職国家公務員）に任命され、航空教育隊（山口県防府南基地の第１教育群又は埼玉県熊谷基地の第2教育群、ただし女性は全て防府南基地）において、自衛官として必要な基礎的教育訓練（隊員としてのしつけ、※教練及び体育の基本動作並びに服務等の基礎的事項の修得、約１４週間）を受けるものです。

　課程卒業前に、本人の希望や適性及び組織要求によって「職種」が決定します。卒業後は、職種ごとの術科教育を受け、赴任した部隊の基幹隊員として活躍することとなります。

　※教練とは、「気をつけ」「右へならえ」「敬礼」などの規定された号令や動作を言います。

学生着隊、受入れ

学生着隊・受入

　
　令和４年３月２５日（金）及び４月１日（金）に第１８期一般空曹候補生入隊予定者が熊谷基地に着隊しました。新型コロナウイルス感染拡大防止対策（スクリーニング等）を滞りなく終え、これから約3か月、共に歩む同期と、自衛隊の基礎を教える班長（教官）との初めての対面となりました。
　その後、身体検査及び宣誓を行い、「制服」のサイズ合わせや「寝具」の使い方（ベットメイキング）等、自衛隊の生活に必要な教育を受け、彼らにとっては正に「緊張の初日」となりました。

入隊、入校式

入隊・入校式

　
　満開の桜に迎えられ、令和４年４月６日（水）に第１８期一般空曹候補生の入隊、入校式が行われました。
　例年、入隊学生のご家族にご案内を差し上げていますが、今年も昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご家族の参加がない中での入隊、入校式となりました。
　熊谷基地司令津曲明一空将補や部内来賓の方からのお祝いの言葉、防衛大臣をはじめ各地方の知事及び自衛隊家族会等の要職の方々の祝電が披露され、航空中央音楽隊による祝賀演奏をいただきました。入隊学生は今後の航空自衛官としての飛躍を誓い、課程教育に全力で取り組む決意をしました。これから厳しい訓練の日々が待っています。「き章が輝く空曹候補生」に向けて、学生の今後の活躍にこうご期待を。

競技会

　
　令和４年４月２２日（金）に班対抗の競技会が行われました。
　競技は、陸上競技を駅伝形式（２．５ｋｍ走）で行い、単独走と複数走の計８区間で基地内を駆け抜けました。学生たちは、それぞれの班の名誉をかけて熱戦を繰り広げました。激戦の結果、１３班が勝利し、全員で健闘を称えました。次回の競技会も各班、優勝を目指して頑張ってください。

１３班優勝メンバー

班員からのコメント

番号	氏名	一言
1	浅沼　友惟	駅伝競技会を通して、班員のみならず、区隊、中隊単位で切磋琢磨することができ、良い経験となった。
2	内田　朋希	優勝を目指し、班員でトレーニングを行い準備し、本番では仲間と鼓舞しあい、限界に挑戦し優勝できた。
3	佐藤　翔舞	駅伝を通して、班員の士気が高くなったので、今後もこれを維持し、さらに仲間とともに向上させていきたい。
4	藤井　颯人	駅伝競技会の優勝は本当に誇らしい。これから仲間とともにこの経験が色褪せるほどの濃い課程教育にしていきたい。
5	伊東　拓海	優勝できたことを大変嬉しく思う。競技会で得た仲間との絆を活かし課程教育に取り組みたい。
6	藤部　武文	優勝を通して、課程に取り組む意識が高まってきたと感じる。次の競技会も優勝を目指し高め合っていきたい。
7	渡邉　拓朗	仲間に襷をつなぐため自分の力を振り絞った。また、全員が振り絞ったからこそ仲間意識が高まった。
8	窪田　悠希	仲間と勝利をつかめたことを嬉しく思う。駅伝では体力のみならず絆や仲間意識が高まり良い経験となった。
9	菅野　駿	緊張と辛さがあったが、達成感があり団結も深まった。さらに高みを目指して切磋琢磨していきたい。
10	明田　凱吾	班員とトレーニングを行い、駅伝競技会で優勝できたことにとても達成感を感じる。この経験を活かし、立派な隊員になれるよう切磋琢磨していきたい。

導入期点検

　
　入隊してから、約１か月が経過した令和４年４月２８日（木）に、第１教育大隊長が点検官となり、「導入期における点検」を実施しました。「導入期における点検」とは、身だしなみや起居動作など、主に基地内生活に必要なことが身についているかを確認するものです。
　学生たちは、点検官や補佐官からの質問に緊張しつつも、はつらつとした動作で対応しており、「極めて良好」との評価を受けました。
　卒業に向けて行われる完成期点検では、「優秀」を獲得できるよう、日々邁進していってもらいたいと思います。

基幹隊員紹介

　学生教育に携わる中隊の基幹隊員を２回に分けて紹介します。
　第１回目は、１３中隊１８２名を統括する第１３中隊長と、中隊を４個の区隊に分け、１区隊約５０名の長である区隊長４名を紹介します。

役職：第１３中隊長
階級：１等空尉
氏名：永野　祐幸(ながの　ひろゆき)
課程学生が、自衛官として、様々な面で成長できるよう、中隊所属基幹隊員一丸となり、課程教育に尽力します。

入隊・入校式

役職：第１区隊長
階級：２等空尉
氏名：吉田　洋(よしだ　ひろし)
１人前の自衛官（社会人を含む。）になれるように、全身全霊で教育に当たります。

入隊・入校式役職：第２区隊長
階級：２等空尉
氏名：滝　優司(たき　ゆうじ)
笑顔と愛情を持ってご子息を立派な自衛官に育成したいと思います。

入隊・入校式役職：第３区隊長
階級：３等空尉
氏名：菅野　知也(かんの　ともや)
誠心誠意、学生の教育にあたり、立派な自衛官となれるように尽力致します。

入隊・入校式役職：第４区隊長
階級：３等空尉
氏名：鬼塚　義成(おにつか　よしなり)
人格の向上を果たし、全員が国民の自衛官となれるよう、教育指導に努めます。

開始時体力測定

　
　令和４年５月１１日（水）に入隊後初めての体力測定を行いました。　
　体力測定は、腹筋、腕立て伏せ、３ｋｍ走、懸垂、ソフトボール投げ、走り幅跳びの６種目です。今回は基礎的な体力を測定し、自己のウィークポイントや自衛官として強化すべき部位（筋力や心肺）を把握させることが目的です。測定結果に満足する学生、残念がる学生も見受けられましたが、課程はまだまだこれからです。熱意を燃やして学生達は、日々の更なる体力練成に取り組む決意をしました。
　約２か月後に実施する修了時体力測定では上位級をとるぞ！

基幹隊員紹介

　学生教育に携わる中隊の基幹隊員を紹介しています。第２回目は、班長及び庶務係を紹介します。
　「班」とは、課程教育を行う上で最小の単位であり、班長は、学生にとって一番身近な存在として教育を行う教官です。
　庶務係は、学生生活や課程教育が円滑に運用されるように必要な環境を整え、不測の事態（不意のケガ等）にも速やかに対処します。世代も近く、学生たちを支える良き先輩でもあります。

基幹隊員紹介