質問   このページは、第2教育群に自衛官候補生課程及び一般空曹候補生課程として入隊予定者の方、航空自衛隊の教育内容について詳しく知りたい方を対象としたページになります。
 また、下記の質問は、入隊予定者の皆様からよくある質問として列挙しましたので、ぜひ参考にして下さい。

採用前に準備するものはありますか。

 航空教育隊(クリックする航空教育隊のホームページにアクセスできます。)のホームページをご確認下さい。

教育隊での一日の流れについて教えて下さい。

1 日課時限
  第2教育群は、熊谷基地で定められた日課時限に基づいて運営しています。

区分 平日 休養日・休日
起床  6:00 7:00
日朝点呼 起床後直ちに 起床後直ちに
朝食 6:15~7:00 7:30~8:30
課業開始 8:15  
課業終了 12:00  
昼食 12:00~13:00 12:00~13:00
課業開始 13:00  
課業終了 17:00  
夕食 17:00~18:00 16:15~17:15
入浴 17:00~21:00 17:00~21:00
日夕点呼 21:40(22:40) 22:40(21:40)
消灯 22:00(23:00) 23:00(22:00)
※1 平日の日夕点呼及び消灯欄の(時間)は、翌日が休養日又は休日の場合を示
  してます。
※2 休養日・休日の日夕点呼及び消灯欄の(時間)は、翌日が平日の場合を示し
  てます。
2 生活環境
(1)食堂・浴場・売店

(2)食事
   学生達は、栄養管理された食事を隊員食堂で1日3食、各班まとまって喫食
  します。
 

 

3 居住環境




入隊したらどのような教育を受けますか。

1 教育内容   
  自衛官として必要な基本教育は下表のとおりであり、約3ヶ月間教育を受ける
 ことになります。

項目 内容
授業 精神教育、服務及び防衛学の基礎知識等
基本教練 敬礼等の基本的な徒手動作及び小銃を使用した執銃動作
射撃訓練 小銃の分解結合、射撃予行及び実射訓練
武道 銃剣道、自衛隊拳法
体育 持続走、体力測定、駅伝競技会
行進露営 徒歩行進訓練、基地警備
部隊研修 航空基地部隊を研修して航空自衛隊の職場見学
点検 課程履修状況を逐次確認

2 課程教育の様子(着隊から卒業式までの流れ)
(1)着隊
   自衛隊各地方協力本部広報官の引率により全国各地から第2教育群に集まっ
  た入隊者は、これから生活するために必要な事項(ベッドメイク、団体行動及
  び清掃等)を各班長や先輩空士隊員から教えてもらいます。
   また、身体検査、宣誓制約、制服及び作業服などの必要な被服の支給、入隊
  関係書類の記入及び階級章の縫い付けなどを行い、入隊式を迎えます。
(居室案内)            (ベッドメイク(寝具の使い方))
 

(宣誓誓約)            (被服号数調整)
 

(被服支給)            (階級章及び氏名札裁縫)
 

(身辺整理)            (居室清掃)
 

(行進及び引率の演練)       (入隊関係書類記入)
 

(2)入隊・入校式
   決意を新たに3か月間の課程教育がスタートします。
 

 

(3)授業
 

(4)基本教練
 

(5)射撃訓練
 

(6)武道
(銃剣道)             (自衛隊拳法)
 

(7)体育
 

(8)行進露営
(徒歩行進訓練)
 

(飯ごう炊飯)
 

(陣地構築)
 

(射撃と運動)
 

(9)航空基地研修
  ア 入間基地
  

 

  イ 百里基地
 

(10)点検(導入期・完成期)
 

 

(11)卒業式(一般空曹候補生課程及び自衛官候補生課程)
   3か月間の課程教育を全うし、晴れて卒業の日を迎える。
 

 

(12)部隊又は術科学校へ赴任
   3か月間の努力や思いに感極まり涙を流し、共に過ごした同期の仲間との絆
  は生涯の財産として胸に刻まれ、第2教育群を巣立って行く。

 


 

 

体力に自信がありませんが、大丈夫ですか?

  入隊時、3年以上運動をしていない人が約半数以上いますが、入隊当初に体力
 測定を行い、体力別にグループを分けて無理なく段階的に体力練成を行います
 で、体力を理由に退職する者はおりませんのでご安心下さい。

課程卒業後について教えてください。

 新規採用され、第2教育群において約3か月間、自衛官としての基本教育を学び、自衛官候補生課程又は一般空曹候補生課程を卒業後、職種に関する専門教育を担当する術科学校等に進み、卒業後に全国の航空自衛隊の部隊へ配属されることになりますが、課程卒業後に部隊へ配属されてから術科学校等に入校する場合もあります。
 なお、各術科学校等の職種と入校先は以下のとおりのほか、入校する期間は職種によって異なります。また、第2術科学校が令和2年3月末をもって第1術科学校と統合しました。

術科学校等 主な職種
第1術科学校(浜松基地)
(静岡県浜松市)
航空機整備、航空機装備品整備、
武器弾薬、武装整備、工作、高射整備、
武装整備、動力器材整備
第3術科学校(芦屋基地)
(福岡県遠賀郡芦屋町)
土木建築、電気、設備機械、給汽、消防、
輸送、給養、補給、燃料、会計、調達、
人事、厚生、警備
第4術科学校(熊谷基地)
(埼玉県熊谷市)
通信、気象、情報、地上無線、有線整備
第5術科学校(小牧基地)
(愛知県小牧市)
航空管制、警戒管制、飛行管理、電算機
自衛隊岐阜病院(岐阜基地)
(岐阜県各務原市)
衛生

 次の職種については、自衛官候補生課程又は一般空曹候補生課程を卒業すると術科学校に入校せずにそのまま航空自衛隊の部隊へ配属され、配属先の上司や先輩のもとで、実際の業務に従事しながら職域に関する知識及び技術を身につけます。

総務、教育訓練、印刷、音楽

施設環境について教えて下さい。

1 訓練環境

訓練

訓練2  


2 御稜威ケ原(みいずがはら)の由来について
  昭和初年までのこの場所は、松、なら及びくぬぎなどが生い茂る深い林でした
 が、昭和10年2月に陸軍三尻飛行場が設置されることになり、その年の秋まで
 に林は、伐採され飛行場が設置されました。
  そして、第1期工事もほぼ完了に近い昭和13年10月10日、天皇陛下が行
 幸され、航空兵の訓練及び高等飛行をご覧になられました。
  当時の飛行学校長であった江橋英二郎陸軍中将は、この時の感激を残そうと
  「さしつけに 仰ぎまつれる 大御稜威(おおみいず)
         伝えてはげめ 空の益良雄(ますらお)」

  
と歌い、当時の飛行場を「御稜威ケ原(みいずがはら)」と名付けたことに由
 来します。
  現在、航空自衛隊熊谷基地内に、江橋中将自筆による「御稜威ケ原」の文字が
 大きく刻まれ、その下に「さしつけに・・・・」の歌が彫られています。
   

航空自衛隊に興味があり、詳しい内容を知りたいです。

 下のバナーをクリックするとそれぞれのホームページにアクセスできます。

1 自衛官募集に関するホームページ
  全国の各都道府県には「自衛隊地方協力本部(北海道は札幌・旭川・帯広・函
 館の4つ、各都府県は1つずつの合計「50か所」あります。)」という陸海空
 自衛官募集を管轄する組織があり、最寄りの自衛隊地方協力本部にお問い合わせ
 するとお住まいの市区町村を担当する陸海空自衛隊の各広報官が自衛隊の詳しい
 内容について説明、ご案内しますので少しでも航空自衛隊を知りたい方、航空自
 衛隊で働くことに興味がある方は下の「防衛省・自衛隊(ピンクのバナー)」か
 らアクセスできます。
  なお、埼玉県内にお住まいの方は、「自衛隊埼玉地方協力本部(グリーンの
 バナー)」になります。)。
また、「航空自衛官採用情報(ブルーのバナー)」
 からも全国の自衛隊地方協力本部にアクセスできます。

   
 
 

2 航空自衛隊の空曹士自衛官教育に関するホームページ
  航空自衛隊の男女空曹士自衛官の基本教育を担当しており、第1教育群(山口
 県防府市)は男子及び女子、第2教育群(埼玉県熊谷市)は男子のみを実施して
 ます。女子は、令和6年度から教育開始予定であり、現在、必要な施設工事を実
 施中です。
  第1教育群に入隊される方は、下のバナーにある「航空教育隊」をクリックし
 て下さい。

 

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