かかし作り交流プロジェクト２０２２inつがる

　東北防衛局では、日米の相互理解を深める取組として、在日米軍関係者と地域の住民の方々がスポーツ、文化などを通じて交流を行う「日米交流事業」を開催しています。
　
　令和４年７月７日（木）、８日（金）の両日、つがる市立車力小学校の児童及び米陸軍車力通信所の軍人等による日米交流「かかし作り交流プロジェクト２０２２inつがる」をリモートで開催しました。

　日米の参加者４３名（小学生２５名、軍人等１８名）は、車力小学校と車力体育センターの2会場に分かれ、モニター越しにコミュニケーションを図りながら、「かかし」を共同制作しました。

　初日は、日米混合の５チームに分かれ、小学生の児童が、事前にイメージした「かかし」をイラストや易しい日本語・覚えたての英語を交えながら、軍人等に対し説明すると、軍人等は児童達が思い描くイメージに近づけるべく創意工夫を凝らしながら「藁」を操り、個性豊かな「かかし」を制作しました。また、児童から米軍人等に、彼らの名前を漢字にしたり好きな言葉を書いたうちわをプレゼントしました。

　２日目は、児童がデコレーションを担当。選んだ衣装や装飾をモニター越しの軍人等と飾り付けについて相談をしながら「かかし」本体に飾り付けました。また、軍人等はオリジナルの缶バッジを作成、これらの缶バッジは速やかに小学校に届けられ、デコレーションの決め手として装飾されました。

　モニター越しでの交流で、はじめは緊張していた児童も軍人等の易しい英語や日本語で話しかけられるにつれ、児童からも習った英語で自己紹介するなど、お互いコミュニケーションを積極的に行い、あらかじめ児童が用意していたイメージ図通りに「かかし」を制作することができました。完成後は、各グループが作った「かかし」の作品発表会を行いました。

　「かかし」制作を体験した参加者たちは、「たくさん話をしながら作れたのでとても楽しかった。」、「うちわを喜んでくれてうれしかった。」（児童）や、「子どもたちとかかし作りをしながら交流できて楽しむことができた。」（米軍人）と笑顔で話していました。

　今回制作した「かかし」は、７月９日（土）～２２日（金）までの間、つがる市のむらおこし拠点館「フラット」、７月２５日（月）から８月１９日（金）までの間、つがる市役所に展示し、来場者に投票してもらい、９月中旬に優秀作品を表彰することとしています。

　

７月７日（木）

リモートで自己紹介	児童が「かかし」のイメージを伝える	リモート会場の様子

「かかし」制作指導	米軍が「かかし」を制作	米軍人等へのうちわ

「かかし」完成


７月８日（金）

「かかし」の飾り付けを相談	児童が「かかし」を装飾

「かかし」の名前の候補案を発表	米軍オリジナル缶バッジを披露	完成した「かかし」の発表
各チームの完成した「かかし」

チーム名：ドリームワールドかかし名：YOGI　BEAR	チーム名：ブラックフラワーかかし名：KUROI　AKUMA	チーム名：スーパーウルトラマンエースかかし名：スーパーウルトラスケアマン

チーム名：仲良くエンジョイハッピーチームかかし名：STEVE　THE　WINNER	チーム名：稲いねチームかかし名：HASEGAWA	看板をもって集合