第37回防衛問題セミナー開催概要
開催日時:平成31年3月10日(日)1400~1615
開催場所:対馬市交流センター(長崎県対馬市)
     
█ テーマ:対馬の守りと自衛隊
 ○第1部
  演題:「日本に自衛隊がいてよかった」  

  講師: 防衛問題研究家       桜林 美佐
 ○第2部
  演題:「防人の務め」~対馬の重要性と対馬警備隊の役割~ 

  講師:陸上自衛隊対馬警備隊長  1等陸佐  大倉 正義
《セミナー概要》
3月10日(日)、長崎県対馬市の対馬市交流センターにおいて、九州防衛局は「対馬の守りと自衛隊」をテーマに『第37回防衛問題セミナー』を開催しました(来場者約200名)。
 はじめに、主催者を代表して三貝哲九州防衛局長からの挨拶の後、2部構成での講演が行われました。
 講演の第1部は、「日本に自衛隊がいてよかった」と題して、防衛問題研究家の桜林美佐氏が、東アジアの安全保障情勢として日本と周辺国及び米国との関係や自衛隊の現状と展望について説明しました。また、朝鮮半島や大陸側から日本列島を見た南北逆さの地図を活用して、対馬の地理的・戦略的重要性について分かりやすく解説しました。
 休憩をはさんで、第2部は「防人の務め」と題して、対馬の重要性と対馬警備隊の役割について対馬警備隊長の大倉正義1等陸佐から、対馬が外国から侵略の危険に晒されてきた史実をはじめ、現在も対馬周辺で周辺国が様々な軍事活動を行っており潜在的な脅威の地域となっている点や、こうした脅威に対処するため対馬警備隊は警戒監視、情報収集及び海上保安庁との連携により、対馬島民の安全確保に日々努めている点などについて詳しく説明しました。
 今回の対馬でのセミナーは、離島においては初めての開催となりましたが、「国境の島」であることから、対馬市民の皆様の防衛に対する意識が非常に高く、皆深い関心をもって参加され、真剣なまなざしで講演に聞き入っていました。
 講演終了後、後援者である対馬市を代表し、比田勝尚喜市長から閉会の挨拶が行われ、盛況な中、防衛問題セミナーは終了となりました。

 九州防衛局では、今後も防衛省の諸施策や自衛隊の活動について、より多くの方々に理解してもらうため、九州各地で『防衛問題セミナー』を開催していく予定ですのでぜひともご参加ください。

 
講演風景 三貝九州防衛局長挨拶
桜林美佐氏による講演
対馬警備隊長 大倉1佐による講演
比田勝対馬市長挨拶

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