プロフィール
氏 名：伊東 景仁
出身校：大分大学・工学部
現階級：２等陸尉
職 名：運用訓練幹部
勤務地：大分分屯地
入隊年：平成２５年
人の役に立てる仕事に就きたい
Ｑ：幹部候補生に応募しようと思ったきっかけを教えてください。
東日本大震災で被災者を助け活躍する自衛官を見て、自衛官のような人の役に立てる仕事に就きたいと思ったことがきっかけです。
その中でも一つの目的に向かって部隊を指揮し動かす幹部自衛官に特に憧れを抱き、応募するに至りました。私の親族に自衛官はいませんでしたし、不安な点、わからない点はありましたが、広報官の方に自身の経験に基づいた親切な回答をいただき、とくに困ることなくスムーズに自衛隊に入隊することができました。
困難な壁を乗り越えたときの達成感は言葉では言い表せない
Ｑ：幹部候補生学校での思い出やアピールしたいことを教えてください。
陸上自衛隊幹部候補生学校ではさまざまな訓練、教育を受けたことが印象に残っています。高良山登山走、藤山武装走、総合訓練など、過酷な訓練もありましたが、今まで経験したことのなかった自分の限界に挑戦することができました。
また、どんなに苦しいときでも、かけがえのない同期と一緒に苦しみを分かち合うことができ、困難な壁を乗り越えたときの達成感は言葉では言い表せないものがありました。教育については韓国における朝鮮戦争研修、沖縄における沖縄戦研修、各地における現地戦術など、現地における研修を通じ、戦術に関する理解を深めることができました。
仕事以外のことでも広い視野で物事を見ることができるように
Ｑ：自衛隊に入隊して良かったと思うことを教えてください。
自衛隊に入隊し、自分自身が些細なことでも常にアンテナを張れるようになれたことがよかったと思います。部隊においては幹部自衛官は隊員を指揮する管理職であり、隊員の些細な変化に気づき、また、先を見通した業務をしなければならないため、広い視野をもって業務を進めることが求められます。
大学時代は自分のことを考えるので精一杯でしたが、自衛隊に入隊し、仕事以外のことでも広い視野で物事を見ることができるようになり、今後の自分の人生において非常にプラスになったと思います。
