自衛隊仕事紹介陸・海・空



陸上自衛隊

陸上自衛隊は主として陸において行動し、国土防衛の最終的な力として、地形を活用しながら強大な火力と機動力を発揮し、進攻してくる敵をわが国の領土から排除することを主な役割とする。

普通科部隊(普通化)ふつうかぶたい
地上戦闘の骨幹部隊として、機動力、火力、接近戦闘能力を有し作戦戦闘に決着をつける重要な役割を果たす。どんな地形も克服し、また気象や時期、場所などに左右されることなく自由に行動できる。

戦車部隊(機甲科)せんしゃぶたい
戦車部隊と偵察部隊があります。戦車部隊は、装甲防護力、正確な火力及び優れた機動力を発揮し、猛烈果敢な近接戦闘により敵を圧倒撃破する。偵察部隊は軽快に行動し、優れた通信、偵察、監視能力により情報を収集を行う。

野戦特科部隊(野戦特科)やせんとっかぶたい
火力戦闘部隊として大量の火力を随時随所に集中して広域な地域を制圧する。各種の火力・ミサイル、測量、レーダーなどに関する専門的な職域がある。

高射特科部隊(高射特科)こうしゃとっかぶたい
火力戦闘部隊として大量の火力を随時随所に集中して広域な地域を制圧する。各種の火力・ミサイル、測量、レーダーなどに関する専門的な職域がある。

情報科部隊(情報科)じょうほうかぶたい
情報に関する専門技術や知識をもって、情報資料の収集・処理及び地図・航空写真の配布を行い、各部隊を支援する。

航空科部隊(航空科)こうくうかぶたい
対戦車ヘリコプター隊をもって航空火力戦闘を行うとともに、各種ヘリコプター等をもって航空偵察、部隊の空中機動、物資の輸送、指揮連絡等を実施して広く地上部隊を支援する。各種ヘリコプターの操縦・整備、航空管制などに関する専門的な職域がある。

施設科部隊(施設科)しせつかぶたい
自走浮橋、ドーザー等の各種施設器材をもって障害の構成・処理、陣地の構築、渡河、交通、建設の諸作業を行うとともに、施設器材の補給、整備等を行う。機械の操作・整備、測量、橋梁などに関する専門的な職域がある。

PageTopへ戻る


通信科部隊(通信科)つうしんかぶたい
各種通信電子器材をもって部隊間の指揮連絡のための通信の確保、資料自動処理組織の構成及び電子戦の主要な部隊を担当するとともに写真・映画の撮影処理、通信器材の補給・整備等を行う。各種の通信電子器材の操作・整備、暗号電信などに関する専門的な職域がある。

武器科部隊(武器科)ぶきかぶたい
火器、車両、誘導武器、弾薬の補給・整備、不発弾の処理などを行う。各種の火器、車両、誘導武器、弾薬の整備などに関する専門的職域がある。

需品科部隊(需品科)じゅひんかぶたい
糧食、燃料、被服、浄水セットや野外炊具等需品器材の補給、整備及び回収、給水・入浴・洗濯等を行う。各種の需品器材の操作・整備、落下傘などに関する専門的な職域がある。

輸送科部隊(輸送科)ゆそうかぶたい
大型車両等(40tトレーラーを含む)をもって部隊、戦車、重火器、各種補給品を輸送するとともに、輸送の統制、ターミナル業務、道路使用規則等を行う。輸送統制、輸送業務、輸送行動などに関する専門的な職域がある。

化学科部隊(化学科)かがくかぶたい
化学防護車、除染車等の各種化学器材をもって有毒化学剤、生物剤、放射性物質等で汚染された地域を偵察し、除染された地域、人員・装備品等の除染を行うとともに、発煙・対焼夷等を行う。各種の化学器材等特殊武器防護器材の操作・整備などに関する専門的な職域がある。

警務科部隊(警務科)けいむかぶたい
警護、道路の交通統制、隊員の規律違反の防止、犯罪捜査など部内秩序の維持に寄与する。犯罪捜査、警護などに関する専門的な職域がある。

会計科部隊(会計科)かいけいかぶたい
予算、資金、給与、調達等の会計業務を行う。会計、調達などに関する専門的な職域がある。

衛生科部隊(衛生科)えいせいかぶたい
患者の治療や医療施設への後送、部隊の健康管理、防疫さらに衛生器材等の補給・整備等を行う。救急救命、臨床検査、歯科技工などに関する専門的な職域がある。

音楽科部隊(音楽科)おんがくかぶたい
音楽演奏を通じて、隊員の士気を高揚する。警務部隊の援助を行う。

PageTopへ戻る


海上自衛隊行



射 撃 (しゃげき)
艦艇に搭載されているSM-1、SM-2などのミサイルおよび速射砲などを操作し、攻撃してくる各種の目標を撃墜して艦艇を防護する。また、これらのミサイルや砲を整備する。

水 雷 (すいらい)
護衛艦あるいは潜水艦に乗り込み、ソーナーなどによって敵の潜水艦を捜索する。発見した場合には、魚雷などの水中武器によって攻撃する。

掃 海 機 雷 (そうかいきらい)
掃海艇に乗り込み、水路などに敷設された機雷を捜索する。発見した場合には処分し、味方の艦船の航行安全を図る。また、コンピューターによって機雷を整備する。

航 海・船 務 (こうかい・せんむ)
航海は艦艇の艦橋において操舵装置などを操作し、艦の運航に従事するとともに、発光信号などによって艦船間でメッセージを交換する。船務はレーダー・電波探知装置などを活用し、戦術活動を実施する。

通 信 (つうしん)
艦船、潜水艦、基地などにおいて、有・無線通信、暗号の作成・翻訳などの業務に従事する。また、これらの関連機材の整備を行う。

気 象 海 洋 (きしょうかいよう)
天気、気温、気圧などの気象観測および海水温度、海流、海底地形などの海洋観測を行い、データを分析、通報して航空機や艦船の安全航行を助ける。

機 関 (きかん)
艦艇が使用しているガスタービンエンジン、ディーゼルエンジン、あるいは蒸気タービンエンジンを運転・監視するとともに、関連機械を保守・管理する。また、溶接などにより部品を作成し、火災や浸水から艦を守る。

飛 行 業 務 (ひこうぎょうむ)
P-3C哨戒機、US-1A救難飛行艇、SH-60J哨戒ヘリコプターなどに搭乗し、対潜哨戒、海難救助、あるいは輸送などの業務に従事する。

PageTopへ戻る


航 空 管 制 (こうくうかんせい)
航空基地の管制塔において、無線機やレーダーを用いて、離着陸する航空機または飛行場周辺を飛行する航空機を誘導し、安全を確保する。護衛艦あるいは南極観測艦の観測員として勤務することもある。

航 空 機 整 備 (こうくうきせいび)
航空機に搭載されるエンジン、電子機器、操縦装置や翼などの機体部分、および魚雷やミサイルなどの武装を、最新の測定器とコンピュータを使用して点検・整備する。

施 設 (しせつ)
海上自衛隊の基地内の各種施設の維持・管理、あるいは施設器材を用いて施設の建設、道路の工事などを行い、基地の整備する。

経 理・補 給 (けいり・ほきゅう)
隊員の給与、旅費などの計算・支給、あるいは艦艇、航空機などの燃料、武器・弾薬から衣食住に関する生活必需品までのあらゆる装備品を供給し、部隊を支援する。

情 報 (じょうほう)
衛生、インターネットなどのあらゆる情報手段を活用して情報資料を収集し、これを分析・評価・配布する。「情報」「調査」「通信」「画像」の4部門がある。

潜 水 (せんすい)
潜水深度と仕事の内容によって「スクーバ潜水員」「水中処分員」「飽和潜水員」に大別され、船底検査や錨調査などの簡単な作業から機雷・爆発物処分、水深450メートルにおける潜水艦の救難作業まで、多岐にわたる業務を実施する。

衛 生 (えいせい)
艦艇あるいは陸上で勤務し、隊員の健康管理、環境、食品衛生などに関する業務、また患者の発生に際しては救急・救難に従事する。

音 楽 (おんがく)
儀式・式典など自衛隊の行事に参加するとともに、演奏会の開催、イベントへの参加などを通じて地域の活動に協力する。

そのた職種 
艦船整備、法務、警務、電計処理の職種もある。

PageTopへ戻る


航空自衛隊行

航空自衛隊は、主として空において行動し、侵入してくる航空機や、海を経て上陸しようとする艦船や地上部隊から、わが国を防衛することを主な役割とする。

航 空 業 務 (こうくうぎょうむ)
戦闘機や輸送機、偵察機、早期警戒管制機、救難機、政府専用機などを操縦し、防空戦闘や情報収集、人員・物資の輸送・救難などを行う。また、一部の職域は、輸送機等に搭乗し、機上で業務を行う。

航 空 管 制 (こうくうかんせい)
飛行場において、離着陸する航空機などを誘導する航空交通管制業務を行う。

要撃(警戒)管制 (ようげき(けいかい)かんせい)
昼夜を問わず領空を監視し、接近あるいは侵入してくる航空機を早期に発見・識別して、必要に応じて戦闘機などを誘導する。

高 射 (こうしゃ)
ペトリオットミサイルシステム等を操作し、航空機部隊や警戒管制部隊と協力して進攻してくる航空機や弾道ミサイルを撃破する。また、これらのシステム、器材の整備を行う。

プログラム(電算機) (ぷろぐらむ)
早期警戒システムや気象解析予報システムなど、航空自衛隊で用いるあらゆるコンピュータシステムの構築、プログラムの作成、保守などを行う。

気 象 (きしょう)
飛行の安全を確保するため、航空気象観測や予報、データの収集等を行う。

通 信 電 子 (つうしんでんし)
航空管制、警戒管制などの地上レーダー、あるいは有線・無線通信器材など、航空基地やレーダーサイトなどで使用されてる通信電子器材の操作、整備などを行う。

PageTopへ戻る


武 装 (ぶそう)
航空機で用いられる武器弾薬の整備、搭載などを行う。

整 備 (せいび)
航空機や車両などの点検、整備を行う。

施 設 (しせつ)
基地などにおける滑走路や建物の維持補修、電気やボイラーなどの業務を行う。

衛 生 (えいせい)
健康診断、身体検査など隊員の健康管理を行う。また、救急救護に関する業務を行う。

警 備 (けいび)
来訪者の受付をはじめとして、基地を警備し、施設・物品、隊員の安全を守る。

音 楽 (おんがく)
音楽演奏を通じて隊員の士気の高揚を図るとともに、国家的行事に参加する。また、各種の演奏会を開催したり地域の行事などに参加して、自衛隊の広報も行う。

会 計 (かいけい)
隊員の給与、旅費などの計算・出納に関する業務を行う。

調 達・補 給 (ちょうたつ・ほきゅう)
航空機の部品から事務用品まで、航空自衛隊で使用するすべての物品を調達、準備、保管し供給する業務を行う。

輸 送 (ゆそう)
車両や、航空機でのあらゆる輸送の計画を行うとともに、車両を操縦し、人や貨物を輸送する。また、航空機での輸送にも携わる。

その他 
情報、総務、人事、教育、警務、法務、研究開発の職域もある。

PageTopへ戻る