1等海佐 原 利光
入隊期別:96幹候(防大40期)
前職:第11潜水隊司令
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私たち潜水艦教育訓練隊(潜訓)は、「潜水艦術科の殿堂であり、潜水艦乗りのふるさと」として、海上自衛隊の潜水艦部隊を支える重要な役割を担っています。
潜水艦は、水中という特殊な環境で行動することから乗員に対し、常に極めて高い技術力と冷静な判断力が求められます。そのため、潜訓では、潜水艦乗員があらゆる状況に対応し、的確に任務を遂行できるよう、基礎から応用に至るまで、厳格で専門的な教育を行っています。また、万が一潜水艦が遭難した際の救助の中核となる深海救難艇(DSRV)操縦員の養成も行っています。
潜訓では、潜水艦の構造や戦術、緊急時の対応方法、さらには艦内での生活技術に至るまで、幅広い分野で教育や訓練を行い、真の潜水艦乗りを育成しています。これらの訓練は、単なる技術向上にとどまらず、潜水艦乗員としての誇りを深く育むことに重きを置いています。「我ら戦闘の用にあり」という覚悟を胸に、どんな困難な任務にも挑み、乗り越える力を養っています。
また、潜水艦乗りとして、私たちは「潜水艦乗りは家族である」という深い絆を築いています。潜水艦は、艦長以下すべての乗員の力が結集されて初めて、その真価を発揮します。厳しい環境の中であっても、家族のように互いに支え合い、励まし合いながら成長し、役割を果たすことが、潜水艦乗りに求められる精神であり、私たちの誇りです。
潜訓は、冷静かつ確実に任務を遂行する能力を鍛え上げるとともに、潜水艦乗りとしての誇りと責任を胸に、いかなる困難な状況にも立ち向かう強い意志を持った隊員を養成します。
あなたも、潜訓の門を叩いてみませんか?
今後とも、潜水艦教育訓練隊をよろしくお願いいたします。
潜水艦教育訓練隊司令
1等海佐 原 利光