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第1航空群司令あいさつ



第1航空群司令あいさつ

 仲秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、奄美大島で実施された「第60回くれないの塔慰霊式」に参列して参りました。くれないの塔は、奄美市名瀬のらんかん山に建立された慰霊碑です。今回の慰霊式が開催された9月3日のちょうど60年前、災害派遣に従事していた当群所属P−2V7がらんかん山に墜落し、搭乗員12名全員が亡くなるという痛ましい事故が生起し、民間人1名も巻き添えとなってお亡くなりになりました。その上、重軽傷者を多数出してしまい、民家や農地などにも甚大な被害をもたらしてしまいましたが、市民の皆様はこの事故を「美しい人道的行為」の結果生起してしまった事故と捉えて下さり、らんかん山に慰霊碑を建立し、今日まで慰霊活動と維持整備を継続して下さっています。

私はこの慰霊式に参列し、航空事故がいかに多くの人の人生を狂わせてしまうかということ、そして奄美市民の皆様のお心がいかに暖かいかということを改めて噛み締めました。コロナ禍で様々な行事の開催が多くの困難を伴う中、そして台風の接近により大変厳しい状況の中、慰霊式を開催して下さった小原常誉理事長をはじめ公益財団法人奄美大島青年会議所の皆様に深く感謝申し上げます。

そして、航空事故の絶無と任務完遂の両立を地域の皆様と国民の皆様に改めてお誓いし、今後も職務に邁進してまいる所存でございます。



第1航空群司令 海将補 藤原 直哉(ふじわら なおちか)