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令和7年5月16日(金) 統合幕僚学校長講話

令和7年5月16日(金)、第38期統合高級課程(自衛官47名、留学生2名(2カ国が参加))に対し、統合幕僚学校長(佐藤網夫空将)が「ある先輩が高級幹部として感じ、大切にしてきたこと」をテーマに講話しました。

講話は、能登半島地震の災害派遣、事業のビジョン策定を通じ感じたこと、大切にしてきたことの3つが中心でした。

能登半島地震の災害派遣の指揮官として留意したことや得た教訓について述べ、ビジョンの策定については、最大の障壁となるフォアキャスト思考等に偏重した「思考癖(思考の檻)」をなくすためには、中長期的な思考法(「バックキャスト思考」等)を使いこなす必要があり、そのためには「抽象的思考法」に慣れることが重要であると話しました。

また、高級幹部として大切にしてきたことの中で、VUCA(X:Volatility(不安定)U:Uncertainty(不確実)C:Complexity(複雑)A:Ambiguity(曖昧))の時代を生き抜くために「教養」を身に付けることや、置かれた環境でベストを尽くす「最善観」をもって生きることの大切さ、リーダーとして向き合うべきことについて話され、学生を激励しました。

統合幕僚学校長 空将 佐藤網夫 統合幕僚学校長講話の全景

統合幕僚学校長 空将 佐藤網夫

統合幕僚学校長講話の全景

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