令和7年4月21日(月)、令和7年度合同統合教育(指揮幕僚課程)(自衛官199名、留学生22名(9カ国が参加))に対し、統合幕僚学校長(佐藤網夫空将)が「ある先輩が感じ、大切にし、学んだこと」をテーマに講話しました。
能登半島地震の災害派遣において得た教訓、これまでに役に立った人生観として、美点凝視、最善観、死生観や天命、能力を徳に昇華させることの重要性、六中観について話しました。
次に、役に立った学び・習慣という観点から、TOC理論の中のバックキャスト思考やボトルネック思考といった問題解決の手法を一例として紹介しました。
そして、教養とはどのようなものであり、いかに身に付けるべきかを述べ、その重要性について説明しました。また、教養の習得には年数を重ねる必要があり、実際に活かせる時期にギャップがあるため、常にアップデートし続けなければならないことから、日々を過ごす中で時間の大切さを忘れずに、古典や先人の教訓を学び、自己研鑽に努めるよう学生を激励しました。
![]() |
![]() |
統合幕僚学校長 空将 佐藤網夫 |
統合幕僚学校長講話の全景 |