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令和6年度合同統合教育(指揮幕僚課程)学校長講話

令和6年12月13日(金)、令和6年度合同統合教育(指揮幕僚課程)(自衛官120名、留学生8名(参加国:オーストラリア、インド、インドネシア、大韓民国、フィリピン、米国)に対し、統合幕僚学校長(谷嶋正仁空将)による講話を実施しました。

谷嶋学校長は「日本精神のDNA」を主題とし、日本人としての誇りをもつことが国防に不可欠であることを話しました。

そのためには、日本を正しく評価するために歴史を学ぶ必要があり、ポール・クローデルの「彼らは貧しい。しかし、高貴である。世界でどうしても生き延びてほしい民族をただ一つ挙げるとしたら、それは日本人である」やアーノルド・J・トインビーの「自国の歴史を忘れた民族は滅びる」等の言葉のほか、大航海時代に隆盛を極めたスペインの没落は国際世論の誘導工作により、国民に自虐的な歴史観が根付いてしまったことが一因であったことを挙げ、自国の歴史を正しく学ぶことの重要性を強調しました。

また、聖徳太子の十七条の憲法では、道徳や心がけを説き、何事も話し合いをすることが大切であると述べられていたことから、この時代には既に民主主義の萌芽があり、このような日本人の精神は脈々と受け継がれているとし、歴史を学び日本人として誇りを持ち続けるように学生を激励しました。

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