令和6年8月29日(木)、第19期統合短期課程学生(自衛官22名)に対し、統合幕僚学校長(谷嶋正仁空将)による講話を実施しました。
谷嶋学校長は、「ある指揮官の南西域の特性を考慮した指揮・統率」をテーマとして、南西域の地域特性や作戦基盤の確保、丁寧な地元対応、指揮統率における着意事項を中心に講話をしました。
南西域は、離島で構成されるという特性があり、いかに防衛力を増強・維持するかについて知恵を絞って実施した事例を説明しました。また、陸海空の協力、および米軍との緊密な連携がなされていること、「備蓄は抑止力」という米軍司令官の言葉に共感され、十分な装備品の量が無ければ戦えないことを強調しました。
次に、地元への対応について、芳しくない話ほど透明性をもって丁寧に説明をするとともに、SNSや対話、講話を通じた適切な戦略的コミュニケーションが必要であると伝えました。
最後に指揮統率については、当事者意識とスピード感が肝要であり、風通しの良さを実現するために、指揮官には笑顔が必要であるとして、学生たちを激励しました。
統合幕僚学校長 空将 谷嶋 正仁 |
統合幕僚学校長講話の状況 |