7月26日(金)、目黒基地大講堂において、鬼木防衛副大臣をはじめ各幕僚長等を迎えて、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部、海上自衛隊幹部学校及び航空自衛隊幹部学校による「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。
今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官43名と、インドからの留学生1名であり、昨年8月の合同統合教育から始まり、昨年10月から各自衛隊の幹部高級課程に入校、本年3月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義や国内外の部隊研修そしてグループ研究等を通じ、上級の部隊指揮官又は幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識や技能を修得し、約1年間の教育を終えました。
執行者を代表して、統合幕僚学校長の谷嶋空将が式辞を述べ、本課程で培った戦略的思考力や安全保障観等を発祥し、我が国の将来の安全保障政策並びに統合運用体制の抜本的強化の牽引者となるよう要望しました。
続いて、鬼木防衛副大臣が訓示を述べられ、我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面していることを踏まえ、国民の命と平和な暮らしを守りぬくという崇高で気高い任務を担う誇りを胸に、本課程で学んだことを活かし、それぞれの組織の中核的な立場で職務に精励するよう要望されました。
最後に、統合幕僚長の吉田陸将が、現在の国際社会は、力による一方的な現状変更を許容せず、法の支配に基づく国際秩序を維持できるか否かの分水嶺にある点を指摘しつつ、「戦略的思考」、「リーダーシップ」及び「信頼構築」の3点を実践陶冶するよう要望する旨訓示されました。
式典後、卒業生は、海上自衛隊東京音楽隊による粛然とした演奏の下、各学校長等と学校職員の見送りを受け、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。
【学生申告】 |
【卒業証書授与】 |
【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】 |
【鬼木防衛副大臣訓示】 |
【統合幕僚長訓示】 |
【学生見送り】 |
【学生へのメッセージ】 |