第３６期統合高級課程の国外研修

統合幕僚学校では、歴史・文化に基づく価値観及び地政学的意義、統合運用等の実態等を実地に理解し、国際的視野を広めるため、諸外国への研修を実施しています。

第３６期統合高級課程は、４コグループに分かれてインドネシア共和国・オーストラリア連邦、タイ王国・カンボジア王国、フィンランド共和国・エストニア共和国及びフランス共和国を訪問しました。

インドネシア・オーストラリア研修グループは、統幕学校副校長　木下海将補を研修団長として、令和６年５月２５日（土）〜６月２日（日）の間、インドネシアにおいては国防省、国軍司令部、ＰＫＯセンター、国家強靭性研究所等を、オーストラリアにおいては国防省及び国防大学等を訪問しました。

各訪問先では、それぞれの国防政策、地域情勢に関するブリーフィング及び意見交換を実施し、インド太平洋そしてグローバルな安全保障上の課題について理解を深めるとともに、それぞれとの相互理解と信頼醸成の促進を図りました。

タイ・カンボジア研修グループは、統幕学校教育課第１教官室長　を研修団長として、令和６年５月２６日（日）〜６月１日（土）の間、タイにおいては海兵隊司令部、空母「チャクリー」、統合参謀大学等を、カンボジアにおいては国防省、国防大学、陸軍司令部等を訪問しました。

各訪問先では、ブリーフィング、意見交換を実施し、タイ及びカンボジアの安全保障環境に関する情勢認識、国防政策、国民性等について理解を深めるとともに、それぞれとの相互理解と信頼醸成の促進を図りました。

エストニア・フィンランド研修グループは、統幕学校長　谷嶋空将を研修団長として、令和６年６月１日（土）〜６月９日（日）の間、エストニアにおいては国防軍司令部、サイバー防衛協力センター等を、フィンランドにおいては国防省、国防大学、国際問題研究所等を訪問しました。

各訪問先では、ブリーフィング及び意見交換を実施し、両国の情勢認識、国防政策、ＮＡＴＯにおける役割等について理解を深めるとともに、それぞれとの相互理解と信頼醸成の促進を図りました。

フランス研修グループは、統幕学校教育課第２教官室長を研修団長として、令和６年６月２日（日）〜６月９日（日）の間、フランス軍事省、陸軍士官学校等を訪問しました。

各訪問先では、ブリーフィング、意見交換を実施し、フランスの安全保障環境に関する情勢認識、国防政策、国民性等について理解を深めるとともに、それぞれとの相互理解と信頼醸成の促進を図りました。