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令和6年3月1日 自衛隊高級課程合同卒業式

3月1日(金)、目黒基地大講堂において、鬼木防衛副大臣をはじめ各幕僚長等を迎えて、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部、海上自衛隊幹部学校及び航空自衛隊幹部学校による「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。

今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官43名、オーストラリア連邦とタイ王国からの留学生2名であり、昨年5月に各自衛隊の幹部高級課程に入校、10月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義や国内外の部隊研修等を通じ、上級部隊の指揮官又は上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識や技能を修得し、約1年間の教育を終えました。

執行者を代表して、統合幕僚学校長の坂本空将が式辞を述べ、一昨年12月に、いわゆる安保関連3文書が閣議決定され、令和6年度末に常設の統合司令部の創設が予定されるなど、防衛体制、統合運用体制の強化が進んでいることを踏まえ、既成概念にとらわれることなく、柔軟かつ独創的な思考を持つとともに、強い使命感をもって、この新しい体制の実効性向上に努めるよう要望しました。

続いて、鬼木防衛副大臣が訓示を述べられ、現在の防衛省・自衛隊が置かれている状況が、大変厳しい状況になっている中で、防衛力の中核は、諸官たち自衛隊員であり、ここで学んだことを活かし、それぞれの組織の中核的な立場で、国民の命と平和な暮らしを守り抜くという崇高で気高い任務を担う誇りを旨に、職務に精励するよう要望しました。

最後に、統合幕僚副長の南雲空将が統合幕僚長の訓示を代読し、現在の国際社会が、力による一方的な現状変更を許容せず、法の支配に基づく国際秩序を維持できるか否かの分水嶺にある中で、「戦略的思考」、「リーダーシップ」及び「信頼構築」の3点を実践陶冶するよう伝達しました。

卒業生は、各学校長等と学校職員の見送りを受け、航空自衛隊航空中央音楽隊による粛然とした演奏の下、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。

【学生申告】 【卒業証書授与】

【学生申告】

【卒業証書授与】

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】 【鬼木防衛副大臣訓示】

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】

【鬼木防衛副大臣訓示】

【統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読)】 【学生見送り】

【統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読)】

【学生見送り】

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