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第32期統合高級課程合同卒業式

7月29日(金)、目黒基地大講堂において、新型コロナウイルス感染予防の観点から規模を縮小したうえで、中曽根防衛大臣政務官をはじめ各幕僚長等を迎えて、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部、海上自衛隊幹部学校及び航空自衛隊幹部学校による「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。

今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官42名と、タイ王国、インド共和国とパキスタン・イスラム共和国からの留学生3名であり、昨年10月に各自衛隊の幹部高級課程に入校、本年3月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義や国内外の部隊研修等を通じ、上級部隊の指揮官あるいは上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識や技能を修得し、約1年間の教育を終えました。

執行者を代表して、統合幕僚学校長の田尻陸将が式辞を述べ、国家安全保障戦略など、いわゆる戦略3文書の見直しが政府一丸となって進められていることを踏まえ、我が国の新たな安全保障政策の具体化の担い手として、また、強い意思と情熱をもって各部隊等における任務遂行の原動力となるとともに、統合運用の更なる強化の牽引者として活躍するよう要望しました。

続いて、中曽根防衛大臣政務官が訓示を述べ、卒業生が本課程で学んだ統合運用に関する知見は、陸海空自衛隊が一体となってその持てる力を存分に発揮する上で必要不可欠なものとして、本課程で学んだことを活かし、それぞれの中核的な立場で、国民の命と平和な暮らしを守りぬくという崇高で気高い任務を担う誇りを胸に、職務に精励するよう要望しました。

最後に、統合幕僚副長の鈴木空将が統合幕僚長の訓示を代読し、現下の我が国を取り巻く安全保障環境が、これまで経験したことがない厳しさにある中、将来にわたる我が国の安全保障態勢及び防衛体制の在り方、向かうべき方向性等を決める極めて重要な時期であることを踏まえ、「強いリーダーシップを発揮し、使命を完遂せよ。」、「新たな時代の担い手として、果敢に挑戦せよ。」の2点を要望事項として伝達しました。

卒業生は、各学校長等と学校職員の見送りを受け、陸上自衛隊中央音楽隊による粛然とした演奏の下、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。

【学生申告】 【卒業証書授与】

【学生申告】

【卒業証書授与】

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】 【中曽根防衛大臣政務官訓示】

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】

【中曽根防衛大臣政務官訓示】

【統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読)】 【学生見送り】

【統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読)】

【学生見送り】

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