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令和4年3月4日 自衛隊高級課程合同卒業式

3月4日(金)、目黒基地大講堂において、新型コロナウイルス感染予防の観点から規模を縮小した上で、中曽根防衛大臣政務官をはじめ各幕僚長を迎えて、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部と海上・航空自衛隊幹部学校による「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。

   今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官43名と、インドネシア共和国、大韓民国とパキスタン・イスラム共和国からの留学生3名であり、昨年3月末に各自衛隊の幹部高級課程に入校、10月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義や国内の部隊研修等を通じ、上級部隊の指揮官あるいは上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識や技能を修得し、約1年間の教育を終えました。

   執行者を代表して、統合幕僚学校長の田尻陸将が式辞を述べ、卒業生に対し、「多次元統合防衛力」の構築とその運用をより具体化し、強い意思と情熱をもって各部隊等における任務遂行の原動力となるとともに、今後の統合運用体制の更なる強化の牽引者として活躍するよう要望しました。

   続いて、中曽根防衛大臣政務官が訓示を述べ、宇宙、サイバー、電磁波といった新たな戦闘領域も含めた領域横断作戦を有機的に融合させ運用することが重要であるとした上で、卒業生に対し、本課程で学んだことを活かし、それぞれの組織の中核的な立場で、国民の命と平和な暮らしを守りぬくという崇高で気高い任務を担う誇りを胸に、職務に精励するよう要望しました。

   最後に、統合幕僚長の山崎陸将が訓示を述べ、国際社会のパワーバランスの大きな変化、新型コロナウイルスの流行や大きな被害を伴う自然災害が多発する厳しい安全保障環境を踏まえ、「強いリーダーシップを発揮し、使命を完遂せよ」、「多次元統合防衛力の実現に向け、果敢に挑戦せよ」の2点を要望しました。

   卒業生は、各学校長等と学校職員の見送りを受け、海上自衛隊東京音楽隊による粛然とした演奏の下、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。

   

学生申告 統合高級課程 卒業証書授与

【学生申告】

【統合高級課程 卒業証書授与】

執行者代表 統合幕僚学校長式辞 中曽根防衛大臣政務官訓示

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】

【中曽根防衛大臣政務官訓示】

統合幕僚長訓示 学生見送り

【統合幕僚長訓示】

【学生見送り】

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