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令和3年7月30日    自衛隊高級課程合同卒業式

令和3年7月30日(金)、目黒基地大講堂において、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部及び海上・航空自衛隊幹部学校は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で、防衛大臣政務官をはじめ各幕僚長等を迎えて、「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。

   今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官39名とタイ王国並びにパキスタン・イスラム共和国からの留学生2名であり、昨年9月に各自衛隊の幹部高級課程に入校、3月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義及び国内の部隊研修等を通じ、上級部隊指揮官あるいは上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識及び技能を修得して、約1年間の教育を終えました。

   執行者を代表して、統合幕僚学校長の田尻陸将が式辞を述べ、卒業生に対し、「多次元統合防衛力」の構築とその運用をより具体化し、強い使命観と執念をもって各部隊等における任務遂行の原動力となるとともに、今後の統合運用体制の更なる進化・発展の牽引者として活躍するよう要望しました。

   続いて、松川防衛大臣政務官が訓示を述べ、宇宙、サイバー、電磁波といった新たな戦闘領域も含めた領域横断作戦を陸海空防衛力を有機的に融合させ運用することが求められているとした上で、卒業生に対し、国民の平和な暮らしを守り抜く責務を果敢に全うするべく職務に精励するよう要望しました。

   最後に、統合幕僚長の山崎陸将が訓示を述べ、国際社会のパワーバランスの大きな変化や、新型コロナウィルスの流行、多発する自然災害への対応等、厳しい安全保障環境を踏まえ、「強いリーダーシップを発揮し、使命を完遂せよ」、「『多次元統合防衛力』の実現に向け、果敢に挑戦せよ」、という2点を要望しました。

   卒業生は、各学校長等及び学校職員の見送りを受け、海上自衛隊東京音楽隊による粛然とした演奏の下、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。

学生申告 卒業証書授与

【学生申告】

【卒業証書授与】

合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞 防衛大臣政務官訓示"

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】

【防衛大臣政務官訓示】

統幕長訓示 学生見送り

【統幕長訓示】

【学生見送り】

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