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令和3年3月5日    自衛隊高級課程合同卒業式

令和3年3月5日(金)、目黒基地大講堂において、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部及び海上・航空自衛隊幹部学校は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で、防衛副大臣をはじめ各幕僚長を迎えて、「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。

   今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官44名と留学生1名であり、昨年3月末に各自衛隊の幹部高級課程に入校、10月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義及び国内の部隊研修等を通じ、上級部隊の指揮官あるいは上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識及び技能を修得して、約1年間の教育を終えました。

   執行者を代表して、統合幕僚学校長の沖邑陸将が式辞を述べ、卒業生に対し、「多次元統合防衛力」を実効性ある形で具体的に構築し、今後の統合運用態勢の更なる強化の牽引者として活躍されるよう要望しました。

   続いて、中山防衛副大臣が訓示を述べ、昨今の目覚ましい技術進歩に伴い、宇宙、サイバー、電磁波などの、陸海空という伝統的戦闘領域とは異なる、新たな戦闘領域も含めた対応が求められる状況の下、ここで学んだことを踏まえ、陸・海・空自衛隊が単純な合計ではなくそれ以上の成果をもたらすよう真に最適化された統合運用をいかに作り上げていくかを考え、より高みを目指すことを使命とし、卒業生に対し、いざという時は躊躇なく戦うことを求められる「武人」としてもらいたい。

   「自らの戈に血塗らずして、相手の戈を止め、戦いに勝つ。」

ためにはどうすべきか、上級幕僚として、この心構えを胸に職務に精励していただきたいと述べました。

   次に、統合幕僚長の山崎陸将が訓示を述べ、「多次元統合防衛力の実現に向け、果敢に挑戦せよ」、本課程において身につけた知識及び技能を最大限発揮し、「強いリーダーシップを発揮し、使命を完遂せよ」という2点を要望し、何時如何なる状況においても、自らを奮い立たせ、それぞれの組織の先に立ち、強いリーダーシップを発揮し、全身全霊をもって、自らの使命を完遂できるよう期待を寄せました。

   卒業生は、各学校長等及び学校職員の見送りを受け、航空自衛隊中央音楽隊による粛然とした演奏の下、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。

学生長申告 統合高級課程 卒業証書授与

【統合高級課程 卒業証書授与】

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】

合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞 統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読)

【防衛副大臣訓示】

【統幕長訓示】

学生見送り 学生見送り

【学生見送り】

【学生見送り】

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