学校長 年頭挨拶

年頭


       新年明けましておめでとうございます
       皆様方におかれましては、日頃より防衛省統合幕僚学校に対する格別の御理解、御厚情を賜り、誠にありがとうございます。

       さて、昨年は新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡散し、日本国内においては、東京オリンピックが延期になり、政府が緊急事態を宣言し国内の感染拡大防止に努めるとともに、今までの生活様式から「新生活様式」に一変となる大変な一年でした。

       我が統合幕僚学校におきましても職員に対し、交代勤務やフレックス勤務を推進し、通勤時における人との接触の回避、職場においては、常に換気、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、消毒等の感染予防対策を実践し、新型コロナウイル感染防止に万全期してまいりました。

       また、本校は、将来の国防の先頭に立つ陸海空の上級指揮官、上級幕僚を育成する自衛隊の教育機関であり、新型コロナウィルスが猛威を振るう中、感染防止と学校教育との両立をいかに図っていくかも、昨年の大きな課題でありました。

       マスク着用、換気や消毒といった基本的な感染予防策の徹底は勿論のこと、教室内の適切なソーシャルディスタンスの確保、WEB会議システムを活用したリモート講義の実施等を通じ、感染リスクの極限を図ってまいりました。また、中止となった国外研修に代わり、国内研修を充実させるとともに、在京武官とのパネルディスカッションの機会を新たに設けることにより、学生が安全保障上の課題認識や国際的視野を深める機会を確保してきた次第です。

       幸いにして、現在まで本校の学生・職員からは一人の感染者も出してはおりませんが、引き続き、気を緩めることなく、我が国の防衛を担う幹部自衛官の育成に尽力して参ります。

       本年が皆様にとりまして、幸多き1年になりますことを心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

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