学校長挨拶

統合幕僚学校学校長 海将 橋勝夫

    向暑の候、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

     さて、当校における27年度の教育も熱を帯びてきました。
     7月末に終了する第18期統合高級課程は、最後の仕上げの段階に入っています。5月の中旬には、我が国の西部地域の現状等を肌で学び取るため、「西部研修」(健軍駐屯地【熊本県】、佐世保基地・相浦駐屯地【長崎県】、目達原駐屯地【佐賀県】及び春日基地【福岡県】)を実施しました。また、5月下旬には、海外の統合運用の状況や地域の情勢を学ぶため、2個グループに分かれて【豪州】と【韓国】の研修を行いました。今後は、これらの研修の成果等を踏まえて、統合に係る各種の研究を実施していきます。

     一方、当校の国際平和協力センターは、第9回目の国際平和協力基礎講習(5月25日(月)〜29日(金))を実施しました。同講習は、国際平和協力活動等の教育者、当該活動等の実務担当者に必要な知識の普及を目的とするもので、講習終了後には国際平和協力活動に従事する予定の隊員もいたことから、緊迫感に満ちた雰囲気の講習となりました。同講習参加者からは「所要の知識・技能を修得するのみならず、多様化する自衛隊の任務を実感するとともに、他省庁からの参加者との幅広い人脈についても築くことができた。」との所見を多く得ており、国際平和協力基礎講習も回数を重ねる毎に進化してきているという手応えを感じています。

     統幕学校の諸活動については、別ページにて掲載しておりますので是非ご覧下さい。

     暑さが日毎に増してまいりましたが、皆様におかれましては、ご自愛専一にて、ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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