学校長紹介

統合幕僚学校学校長 海将 伊藤俊幸

    厳寒の候、ソチオリンピックもいよいよ開幕し、皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

     2014年に入りまして、統合幕僚学校内の課程の一つであり、統合運用に関する広範な知識・技能の総合的修得を目的とする、第15期統合高級課程の学生51名は、3月の卒業を前に、2度の国内研修を行いました。
     1月には宮古島を含む沖縄研修を実施し、昨今の防衛政策上の要域となる南西地域の現状や特性を肌で学び取り、学生達は、統合運用の重要性を改めて認識しておりました。
     また、2月に入り、西部研修という形で、熊本(健軍)、長崎(佐世保)、及び福岡(春日)、それぞれ陸上・海上(米海軍含む)・航空の各部隊を研修しました。ここで陸海空の「統合」が精神論ではなく実際の形として行われていることを目の当たりにし、自らが経験するであろう近い将来を垣間見ることができたものと思います。
     いずれの研修においても、各部隊の指揮官からは、陸海空自衛隊の今後10年を背負って立つ後輩たちに対し、熱いメッセージを頂戴し、併せて気持ちが鼓舞されたものと考えます。
     上記研修についての様子は、別ページにて掲載しておりますので、どうぞご覧ください。

     他方、今月3日には、国際平和協力センターによる「国際平和協力中級課程」が開講しました。国際平和協力中級課程は、国際平和協力活動等の職務に従事する中級幕僚として必要な知識及び技能を修得させることを目的とした課程であり、陸海空自衛隊の幹部自衛官(2〜3佐)及び相当の職員を対象として、以後約4週間の日程で教育を実施します。

     春の訪れが待ち遠しい季節ではございますが、まだまだ寒さ厳しき折、皆様におかれましては、ご自愛専一にてますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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