12月28日、岸防衛大臣はハルビ・ブルネイ第二国防大臣とテレビ会談を行いました。
両大臣は、日ブルネイ防衛協力・交流覚書の内容の調整が完了したことを歓迎しました。また、岸大臣は、ブルネイを中心にASEANが運用しているホットライン(ADI)への加入を表明し、ハルビ大臣はこれを歓迎しました。
12月27日、岸防衛大臣は、魏鳳和・中国国防部長とテレビ会談を行いました。岸大臣からは、東シナ海情勢に関し、力を背景とした一方的な現状変更の試みに反対し、中国側に強く自制を求めました。また、台湾情勢や南シナ海問題、海警法などについても、これらに対する懸念や考えをはっきりと伝えました。
その上で、日中間の意思疎通の重要性を改めて認識し、「日中防衛当局間ホットライン」の来年内の運用開始を目標とすることで一致しました。
12月24日、岸防衛大臣は第4回防衛力強化加速会議を開催し、閣議決定された令和4年度予算と国際情勢について議論しました。我が国を取り巻く安全保障環境が各段に厳しさを増す中、どのような防衛力を構築していくべきか、あらゆる選択肢を排除せず現実的に議論していきます。
12月24日、岸防衛大臣は、省議に出席しました。令和4年度予算は過去最大となり、10年連続増加を維持。令和3年度補正・令和4年度予算を「防衛力強化加速パッケージ」とし、合計額は初めて6兆円を超え6.2兆円に上り、前年度比で7.8%の大幅な増額。GDP比は1.09%です。
主要装備品は概算要求したものを全て取り切り、研究開発費はゲーム・チェンジャーとなり得る最先端技術への投資を大幅に増やしました。来年は新たな国家安全保障戦略等を策定する重要な年です。防衛力を抜本的に強化すべく、スピード感をもって防衛力強化の議論を進めます。
12月23日、岸防衛大臣は、コーヘン駐日イスラエル国特命全権大使の表敬を受けました。来年は日・イスラエル外交関係樹立70周年の記念すべき年です。両国は、防衛分野での協力や交流をさらに推進していきます。
12月22日、岸防衛大臣は、国連アビエ暫定治安部隊(UNISFA)参加を目指すベトナムの参加準備に協力するため、現地に派遣される陸上自衛官を激励しました。
この協力は、本年11月の日越防衛相会談の結果を踏まえ、27名の陸上自衛官をベトナムに派遣し、ベトナム軍がUNISFAで使用する物品の梱包に関する知見共有や実技支援を実施するものです。防衛省・自衛隊は、ベトナム人民軍と協力し、国際社会の平和と安定に貢献するため、役割を果たしていきます。
12月15日、岸防衛大臣は第3回防衛力強化加速会議を開催し、国際情勢などについて議論しました。我が国を取り巻く安全保障環境が大きく変化し、各段に厳しさを増す中、国民の命と暮らしを守るために何が求められるのか、あらゆる選択肢を排除せず現実的に議論していきます。
12月12日、岸防衛大臣は、航空自衛隊松島基地を視察し、所在する部隊の活動状況について報告を受けたほか、所属する隊員に対し訓示を行いました。
また、東松島市の東日本大震災復興祈念公園を訪れ、震災で犠牲になられた方々へ追悼の意を込めて慰霊碑に献花を行いました。
12月11日、岸防衛大臣は、陸上自衛隊仙台駐屯地及び多賀城駐屯地を視察し、所在する部隊の活動状況について報告を受けたほか、所属する隊員に対し訓示を行いました。
12月9日、岸防衛大臣はアナンド・カナダ国防大臣とテレビ会談を行いました。両大臣は地域情勢や日加防衛協力・交流等について意見交換を行い、自由で開かれたインド太平洋の維持・強化に向けて引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
12月3日、岸防衛大臣はオースティン米国防長官と電話会談を実施しました。両閣僚は、厳しさを増す安全保障環境に対応するため、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化していくことを確認するとともに、できるだけ早いタイミングで「2+2」を開催することで一致しました。また、岸大臣から、先般の米軍F-16戦闘機による燃料タンク投棄などを受け、在日米軍の安全な運用、事故への円滑な対応等について強く申し入れ、両閣僚は、緊密に連携していくことを確認しました。
12月1日、岸防衛大臣は、ビレ駐日ジブチ共和国特命全権大使の表敬を受けました。ジブチは、海賊対処の任務にあたるため、海外で唯一自衛隊の拠点が存在する重要な国家です。防衛省・自衛隊は、引き続きジブチとの間で海賊対処をはじめとする各種協力・交流を進めていきます。