フィリピンへの警戒管制レーダーの移転について

令和5年11月2日
防衛省
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防衛省は、防衛装備移転三原則の下、官民一体となって、防衛装備品の移転に向け取り組んでまいりました。

このような中で、初の完成品移転案件として、2020年にフィリピン国防省と三菱電機㈱の間で同社製警戒管制レーダーを納入する契約が成立しておりましたが、今般、当該契約に基づく1基目のレーダーがフィリピン空軍に納入されました。引き続き、残りのレーダーの納入に向け、官民一体となり取り組んでまいります。

我が国にとってフィリピンは、基本的価値を共有する戦略的パートナーであり、フィリピンとの防衛装備・技術協力を推進することは、我が国及び地域の平和と安定の確保においても重要です。引き続き両国間での連携を強化してまいります。

以上

別添内容

1.契約の概要

  1. 契約当事者
    フィリピン側:フィリピン国防省
    日本側:三菱電機㈱
  2. 契約金額
    約1億ドル
  3. 契約内容
    1. 納入物:レーダー等
    2. 契約成立日:2020年8月25日
  4. レーダーの概要
    フィリピン空軍の要求に基づき、航空自衛隊固定式警戒管制レーダー装置(J/FPS-3)及び陸上自衛隊対空レーダー装置(JTPS-P14)を開発・製造した経験を踏まえ、三菱電機において新たに開発・製造するもの
    納入された警戒管制レーダーFPS-3ME

2.契約履行に係る推移

  • 2020年 8月 契約締結
  • 2022年10月 1基目レーダーの国内製造完了
  • 2023年10月 1基目レーダーの納入(今回)

以上