ジャイシャンカル・インド外務大臣及びシン・インド国防大臣による岸田総理大臣表敬について

令和4年9月9日
防衛省

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 9月9日、午前11時10分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、日印外務・防衛閣僚会合(「2+2」)等出席のために訪日中のスブラマニヤム・ジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr S. Jaishankar, Minister of External Affairs of India)及びラージナート・シン・インド国防大臣(H.E. Mr. Rajnath Singh, Minister of Defence of India)の表敬を受けたところ、概要以下のとおりです。本表敬には、浜田靖一防衛大臣と林芳正外務大臣が同席しました。

  1.  冒頭、岸田総理大臣から、両大臣の訪日を歓迎しつつ、ナレンドラ・モディ・インド首相(H.E. Mr. Narendra Modi, Prime Minister of India)が今月末の国葬儀に出席することについての謝意を述べました。
     また、岸田総理大臣から、日印は基本的価値や戦略的利益を共有するパートナーであり、ウクライナ情勢、東シナ海・南シナ海、北朝鮮など課題が山積する中、法の支配に基づく国際秩序を守り、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するために連携していきたい、また、昨日行われた日印「2+2」の成果も踏まえ、「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」を更に強化したく、引き続き両大臣の尽力をお願いしたい旨述べました。
    これに対して、ジャイシャンカル外務大臣及びシン国防大臣から、総理表敬の機会に謝意を述べた上で、日印「2+2」の成果も踏まえ、幅広い分野で日本と協力していきたい旨述べました。
  2.  双方は、地域情勢について意見交換を行い、今回の日印「2+2」でも一致した防衛装備・技術協力の進展や初の日印戦闘機訓練を含む共同訓練の実施などを着実に実行に移していくことを確認しました。また、岸田総理大臣から、来年は日本がG7、インドがG20の議長国を務めることにも触れつつ、透明で公正な開発金融の重要性について述べ、共に協力していくことを確認しました。
  3.  双方は、幅広い分野で日印間の協力を積み重ね、年次相互訪問としてのモディ首相の訪日の際の成果に繋げていくことで一致しました。