「第14回日ASEAN防衛当局次官級会合」について

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国旗の前で手を組んで並んでいる画像

令和7(2025)年2月11日、防衛省・自衛隊は、福岡において第14回日ASEAN防衛当局次官級会合を開催しました。

議長は加野防衛審議官が務め、ASEAN各国(※)及びASEAN事務局に加え、ASEAN加盟が原則合意されている東ティモールがオブザーバーとして参加しました。

(※)ASEAN各国からはブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムが参加。

本会合では、令和5(2023)年11月に開催された第8回日ASEAN防衛担当大臣会合において我が国が提示した「防衛協力強化のための日ASEAN大臣イニシアティヴ:ジャスミン(Japan-ASEAN Ministerial Initiative for Enhanced Defense Cooperation: JASMINE)」の下で取り組んできた具体的な防衛協力の実績について各国防衛当局次官級で確認しました。また、今後の新たな取組の実施に向け、参加各国等と率直な議論を行いました。さらに、今般の会合に併せて、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、東ティモール、ASEAN事務局との間で二国間会談等を行いました。

本会合の概要は、以下の通りです。

  • 我が国からは、厳しい挑戦を受ける安全保障環境の中で、地域の安全保障協力をリードするASEANの役割がますます重要になっている旨を強調しました。
  • 加えて、「ジャスミン」は我が国が目指す「自由で開かれたインド太平洋」と「インド太平洋に関するASEANアウトルック」という、本質的原則を共有するビジョンの実現を力強く後押しするものである旨を強調しました。
  • その上で、我が国からは、「ジャスミン」に基づく具体的取組について振り返り、ASEANとの新たな防衛協力の可能性について発表を行いました。
  • ASEAN各国とASEAN事務局からは、地域の平和と安定に向けた今後の日ASEAN防衛協力について発表が実施され、建設的な意見交換が行われました。
  • 本会合を通じ、我が国とASEAN諸国が引き続き「ジャスミン」の4つの柱を基に協力し、共に地域の平和と安定に一層貢献していくことを確認しました。

「ジャスミン」に基づく協力実績については別紙参照。

(以上)

議長の画像
会場の画像