「第13回日ASEAN防衛当局次官級会合」について(結果概要)

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国旗の前で手を組んで並んでいる画像

令和6(2024)年1月30日、防衛省・自衛隊は、東京において第13回日ASEAN防衛当局次官級会合を開催しました。

議長は芹澤防衛審議官が務め、ASEAN各国(※)及びASEAN事務局に加え、ASEAN加盟が原則合意されている東ティモールが初めてオブザーバーとして参加しました。

本会合では、令和5(2023)年11月にインドネシアで開催された第8回日ASEAN防衛担当大臣会合において、木原防衛大臣が提示した「防衛協力強化のための日ASEAN大臣イニシアティヴ:ジャスミン(Japan-ASEAN Ministerial Initiative for Enhanced Defense Cooperation: JASMINE)」について各国防衛当局次官級で確認し、新たな取組の実施に向けた議論を行いました。また、今般の会合に併せて、参加各国等との間で二国間会談等を行いました。

(※)ASEAN各国からはブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムが参加。

本会合の概要は、以下の通りです。

  • 厳しさと複雑さの増す安全保障環境の中で、令和5年12月の日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議において採択された「共同ビジョン・ステートメント」でも確認されたように、「自由で開かれたルールに基づくインド太平洋地域を促進するとの共通の考え」に基づき、「ジャスミン」の下で日ASEAN防衛協力を新たな段階へと進める必要があることを強調しました。
  • その上で、我が国からは、「ジャスミン」の4つの柱について改めて説明し、これらの柱の下で進める具体的な防衛協力について発表を行いました。
  • ASEAN各国からは、「ジャスミン」を支持する旨が表明され、本イニシアティヴを更に推進するための提案を受けました。
  • 今般の議論を踏まえ、我が国とASEANの防衛協力を新たな段階へと進め、より一層地域の平和と安定に貢献していくことで一致しました。

「ジャスミン」の概要、新たな取組等は別紙参照。

会場の画像