2025年9月5日
防衛省
本日午後、市ヶ谷におきましてマールズ副首相兼国防大臣と防衛相会談を実施をいたしました。マールズ大臣を日本にお迎えをするというのは約2年ぶりでありまして、改めて、マールズ大臣の訪日を心から歓迎申し上げます。会談におきましては、まず、私の方から「もがみ」型の能力向上型がオーストラリア海軍の次期汎用フリゲートとして選定をされたことは特別な戦略パートナーであるオーストラリアとの防衛協力を更なる高みに引き上げる第一歩であり、心から歓迎すべきことであり、その点をマールズ大臣にお伝えしました。その上で、本事業が目指すもの5点ありました。まず第1に、日豪の相互運用性を大幅に向上させるということ。第2に、インド太平洋地域の艦艇建造・維持整備の基盤を向上させること。そして第3に、日豪のサプライチェーンの協力の強化。そして幅広い意義を有して、インド太平洋地域の平和と安定、そして貢献をするものであることを確認しました。そして、第4に、契約締結に向けて、日豪が緊密に連携をしていくこと。さらに、厳しさを増します、この安全保障環境に関する議論を行いながら、日豪協力、これを深化するための具体的な方向性について本日議論を行いました。そして私の方から「オーシャン(OCEAN)」防衛構想の精神を説明いたしました。この「オーシャン(OCEAN)」というのは、「One Cooperative Effort Among Nations:Perspective for the Indo-Pacific」ということでありまして、インド太平洋を俯瞰的にとらえて、各国の防衛当局の自主的な取組の間で、連携と協力、これを強化をする構想の精神でございます。そして各国の防衛当局が開放性、包摂性、透明性、これを確保しながら協力と連携を進め、そしてルールに基づく国際秩序を回復をし、アカウンタビリティーを強化をして、国際公共益、これを増進をしていくという共通の精神でございます。本日は朝から総理の表敬、そして「2+2」、ほぼ丸一日リチャードと共に過ごしましたけれども、お互いの強固な信頼関係の下に、本年6月のシンガポールでの会談に引き続きまして、再び本日会談を行うことができました。今、こうして「もがみ」型護衛艦の「みくま」の艦上で、リチャードと肩を並べて、日豪防衛協力の成果を発表できるということを大変うれしく思います。この後、マールズ大臣に「もがみ」型の護衛艦である「みくま」、これの優れた能力と装備品、これを御覧いただきますが、オーストラリアとの防衛協力を更なる高みに引き上げるために、極めてこのことは大きな第一歩でありまして、今回の次期汎用フリゲート艦、この事業を契機にですね、引き続き、オーストラリアとの一層の連携強化に取り組んでまいりたいと考えております。
ありがとうございます。来日、大変喜ばしく思っておりますが、特に良き友である中谷防衛大臣と御一緒し、しかもこの横須賀の地で、「もがみ」型艦艇「みくま」に乗艦し、御一緒することはこの美しい艦上で、大変胸躍る体験でございます。「もがみ」型能力向上型をオーストラリアの次期汎用フリゲート艦の事業に選定させていただき、オーストラリア海軍が導入するということは日豪二国間関係において、マイルストーンの節目となる事業でございます。そしてその選定を発表させていただくという、その決定的な瞬間に友人でもある中谷大臣と共有することができましたということは、私の喜びとするところです。「もがみ」型能力向上型を将来のオーストラリア海軍の汎用フリゲート艦のために選定したその理由は、一にかかって能力ということでありまして、将来運用するべきフリゲート艦として最上のものであると認識いたしました。極めて能力の高い、またコストの面でも優れたこの艦艇をなるべく早くオーストラリア海軍に導入したいと、就役させたいと思っております。本日の大臣会合におきましても、この艦艇の導入のための、契約締結に向けて、一早く取り組んでいこうということを合意に至りました。能力を判断基準として選定したとは申しましたけれども、それと同時にこの事業は両国関係をより緊密化するものでございます。両国の産業拠点が共通の目的のために、協力し働くということになります。海上自衛隊と豪海軍が同型艦艇を運用するということで、その両者がより近しいものになると思います。この事業で日豪の安全保障関係がより緊密化することが承知をされる中で、大臣会合でも協議したように、その関係を次なるステップに続けていきたいと思っております。日豪円滑化協定RAAが2023年に発効しましたけれども、その後、これまでに40を超える活動がRAAの下で展開していきました。このように円滑化協定の下で数々の訪問事業が達成されましたけれども、今月後半にはオーストラリア海軍の駆逐艦「ブリスベン」が日本に参ります時に、初めてメンテナンス、維持整備のサービスを頂戴することになります。来年は、日本とオーストラリアの間の、友好基本条約締結50周年に当たります。その来年の記念すべき年を目途に、本日我々閣僚会合で合意いたしましたのは、こうした両国関係を次なる段階にまた高めていこうということであります。日豪の間の特別な戦略的パートナーシップの関係ですけれども、数々の訓練演習をすると同時に協力事業、そして全てのドメイン、領域を通じた協力活動を展開していきたいと思っています。オーストラリアがかくも大きな戦略的整合を達成できる国、そして戦略的な信頼をおける国は世界の中でも日本置いて他にありません。最後に、再度御礼申し上げますが、本日はこの艦にお招きいただきまして大変ありがとうございます。より緊密な真の友情関係、そして現代日本、オーストラリアとの間に存在する信頼関係、そうしたものを感じながら本日の訪問に対して大変有難く思っておりますことを、再度御礼申し上げます。
マールズ副首相兼国防大臣の発言については、通訳者の発言そのまま。
以上