日英防衛相会談後の日英防衛相共同記者発表

2025年8月28日
防衛省

1 発表事項

中谷防衛大臣

先ほどヒーリー英国の国防大臣と防衛大臣会談を実施をしました。ヒーリー大臣との間におきましては、昨年10月以降、日英2国間や日英伊3国間の防衛大臣会談を通じまして、これまでも緊密に意思疎通を行ってまいりましたが、今回の会談、昼食会、そして千鳥ヶ淵での御参、その後防衛省での防衛大臣会談等を通じまして、じっくりと意見交換を行い、そして信頼関係を一層深めることが出来ました。今回の会談におきましては、私から英空母打撃群の寄港の実現につきまして歓迎をするとともに、今回の寄港は英国がインド太平洋地域の平和と安定に積極的に貢献をするという英国のコミットメントを示し、そして日英の安保防衛協力に一層強化をされるという、貢献する取組であるということを伝えました。これに対して、ヒーリー大臣からは日本側の受入れに感謝をするという旨の発言がありました。さらに、防衛戦略や日英間の防衛協力について協議をいたしましたが、大きく5点ありました。まず第1点は、日英間では陸・海・空、全ての軍種間で共同訓練を実施をするということに加えて、第2としては、宇宙・サイバーといった新領域、そして第3として、女性・平和・安全保障、いわゆるWPSにおける連携も進んで、かつてないレベルで協力が発展をしてきております。そして第4としましては、今回英国軍に対して初めてとなります自衛隊によるアセット防護措置の適用が実現をいたしました。こうした取組も通じまして、英国との防衛協力、これは更に前進をさせてまいります。加えて第5に、GCAP、これをはじめとする防衛装備並びに技術協力の進展についても意見交換を行いまして、これらの協力を通じて、これを一層ですね、深化をさせていきたいということで一致をいたしました。今回の防衛大臣会談を通じまして、初めてですね、日英の共同声明というものを発出をしました。今回、防衛当局間で共同声明を出すということは、初めてになりますけれども、このことは日英の防衛協力が新たな次元に至ったことを示すものでありまして、このような歴史的な場面をヒーリー、ジョン大臣とですね、共有することを大変うれしく思います。日英との関係は、歴史が長くですね、アジアとヨーロッパにおける最も緊密な安全保障上のパートナーであります。また着実に連携を深めてきております。引き続き、英国との一層の連携強化に取り組むとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けまして、防衛面からもOCEAN、これの精神の下にですね、英国をはじめとする同志国からの協力関係を発展させていきたいと考えております。私からは以上です。

ヒーリー英国防大臣

中谷大臣、本日は温かい歓迎を賜り、また我々の防衛・安全保障パートナーシップに注がれる大臣のリーダーシップに感謝を申し上げたいと思います。本日の協議は、日英間の防衛パートナーシップが英国にとって最も幅広く、かつ重要なものの一つであることを改めて示すものとなりました。私どもの深いサイバー防衛の協力を大変感謝いたしております。そして、イギリスといたしましては、最も早い段階で日本の軍との演習をできたということですね、他の国に先駆けてできたということを大変誇りに思っております。そして、私どもの空軍、そして海軍との日本との協力も大変評価、感謝いたしております。演習におきまして、初めて英国の海軍の艦艇、そして空軍の飛行機に対してですね、日本の護衛艦が護衛をしてくださいました。また、英国のF-35戦闘機が英国の艦艇の飛行甲板に着陸したのも初めてのことでありました。そして、近く日本のF-15戦闘機が初めて欧州に展開し、その拠点として英国の空軍基地を選ぶ予定です。会談の直後ですね、中谷大臣と私は、東京湾に停泊する我が国の旗艦HMS、プリンス・オブ・ウェールズを迎えるために港へ向かいます。外国の空母としては、初めて東京に寄港するというものであります。これは、日本の御支援なくしては実現しなかったことでありまして、石破総理と中谷大臣に謝意を表したいというふうに思います。勇気づけてくださり、また献身的に御努力くださったことに関しては御礼申し上げたいと思います。プリンス・オブ・ウェールズは、12か国の多国籍空母打撃群を率いておりまして、4,000人の英国軍人と共に、インド太平洋における安全保障と航行の自由を支える8か月の任務ですね、ハイマスト作戦についております。日本における幅広い軍事訓練とか、一方的交流の計画とか我々の共有する利益、価値観、そしてインド太平洋と欧州・大西洋の安全保障は不可分であるという旨を反映するものです。非常に集中的な軍事演習ですね、また外交的な活動が、この空母打撃群周辺で行われておりまして、私どもの利益、そして価値観、そして理解が共通であるということを示すわけであります。先ほど申しましたインド太平洋と欧州・大西洋の安全保障は不可分であるということであります。そういう理解です。そういうことで、空母打撃群が日本に参って、日本の自衛隊と緊密に協力をいたしております。そして、AUKASの第2の柱におきまして、日本の水中通信実験をですね、私が歓迎いたしたのも同じ考え方からであります。そして、GCAPに関しましては、完全にコミットいたしております。年末までに契約に署名をいたすべく加速化させまして、その後デザインと供給、デリバリーを進めていきたいというふうに思っております。GCAPが示すように、我々は多くの産業協力が軍事的に共に強くするだけでなく、経済的にも共に強くいたします。何千という新しい雇用がですね、日本、英国及び3番目のパートナーであるイタリアにおいて生まれるでありましょう。日本と中谷大臣とですね、継続して作業を続けるということ心待ちに思っております。それに加えて、防衛技術の最先端の技術を維持できるようにしたいというふうに思っております。そして、日本国民と英国国民が安全と繁栄を共に築いていくことを楽しみにいたしております。ありがとうございました。

ヒーリー英国防大臣の発言については、通訳者の発言そのまま。

以上