2024年9月3日
防衛省
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令和6年9月3日13時55分から約65分間、木原防衛大臣は訪日中のグラム・ノルウェー王国国防大臣との間で、日ノルウェー防衛相会談を実施しました。
- 冒頭、木原大臣から、グラム大臣の初訪問を歓迎する旨述べられ、グラム大臣から、今般の訪問実現に対する感謝の意が示されました。
- 木原大臣は、来年、英国空母打撃群(CSG)の一員として、ノルウェーからフリゲート艦がインド太平洋地域に初めて派遣されることや、本日、防衛装備・技術協力に関する覚書に署名がなされたことを歓迎しました。グラム大臣は、これらは、ノルウェーがインド太平洋地域を重視している表れであり、日ノルウェー防衛協力・交流が進んでいることを喜ばしく思う旨述べました。
- 両大臣は、地域情勢や防衛政策について意見交換を実施しました。木原大臣は、我が国周辺での中国の軍事活動の活発化、特に最近の我が国領空の侵犯について強い懸念を表明しました。両大臣は、力又は威圧による一方的な現状変更の試みに対して一層連携を強化していくことで一致しました。グラム大臣から、本年発表した新たな長期国防政策や、ロシアによるウクライナ侵略にかかるノルウェーの支援について、説明がありました。
- また、両大臣は、二国間防衛協力・交流についても意見交換を行いました。防衛装備・技術協力や宇宙関連の協力、ウクライナ支援、北欧諸国やNATOを通じた協力等について、議論を行いました。
- 両大臣は、日ノルウェー防衛協力・交流の更なる深化に向け、一層緊密に連携していくことで一致しました。
(了)