日印防衛相会談について

2024年8月21日
防衛省
英語版/English

印刷用

令和6年8月20日、16時40分から約60分間(現地時間)、木原防衛大臣とラージナート・シン印国防大臣は、ニューデリーにおいて日印防衛相会談を実施しました。

  1. 冒頭、木原大臣から2年前の「2+2」及び防衛相会談以降、両国間では様々なレベルで活発な意思疎通が継続しており、部隊間の交流も進展していることを歓迎しました。
  2. 両大臣は、統幕長と国防参謀長によるハイレベル交流を源泉として、全ての軍種における共同訓練が実現していることを評価するとともに、二国間共同訓練を複雑化、高度化させ、今後も継続的に実施していくことで一致しました。
  3. 両大臣は、来週(8月29日)からインド空軍が主催する初の多国間戦闘機共同訓練「タラン・シャクティ」について、航空自衛隊によるインドへの初の戦闘機寄航を含む調整が進んでいることを歓迎しました。
  4. 両大臣は、艦艇搭載用複合通信空中線(ユニコーン)の移転の実現に向けた防衛当局間及び企業間における協議が進展していることを評価し、ユニコーンの移転をきっかけに日印間の防衛装備・技術協力を深化させていくことで一致しました。
  5. 両大臣は、その他の二国間協力として、インドにおける艦艇整備分野での協力については、海自とインド海軍との間の相互運用性の向上等に資するとともに、インド洋方面における海自艦艇の運用の柔軟性向上につながり得るものであり、海自及びインド海軍の間で検討が進められていることを歓迎しました。
  6. 両大臣は、インド太平洋地域の安定のためには各国による協力が必要であると一致し、日印2国間のみならず、日印米豪4か国での協力等、多国間での防衛協力・交流が重要であることを確認しました。
  7. 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

(以上)