英語版/English
印刷用
2023年12月14日
12月14日、木原稔防衛大臣、グイド・クロセット伊国防大臣、グラント・シャップス英国防大臣は、GCAP三カ国防衛大臣会合のため東京に集い、以下の点を確認した。
- 2022年12月の共同首脳声明及びグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)の発足以来成し遂げられた進展を認識しつつ、三大臣は本日、2035年までの次期戦闘機の配備に加え、各国の防衛産業基盤強化のための確かな基礎を築くべく、「グローバル戦闘航空プログラム政府間機関の設立に関する条約」に署名した。
- 三大臣は、企業側による共同事業体制立上げに向けた進展も歓迎した。これは、GCAP政府間機関(GIGO)のカウンターパートとなるものであり、2035年の初号機配備スケジュールを含め、このプログラムを通じて、優れた戦闘機を、適正なコストで遅滞なく開発するといった目標を支えるものである。また、三大臣は、平等なパートナーシップの精神に基づき、作業分担を各国の財政的・技術的貢献度合いに応じたものとすることを確認した。
- 三大臣は、GIGO及び共同事業体制の本部を英国に置くことで一致し、三カ国間の効果的でバランスのとれたパートナーシップを確保・促進するため、GIGOの初代トップを日本から、共同事業体制の初代トップをイタリアから派遣することで一致した。
- 三大臣は、GCAPの共通目的のため三カ国間協力を深化させ、引き続きGCAPの成功を確実にするという、自らの強固なコミットメントを再確認した。