日英防衛相テレビ会談について

2022年10月11日
防衛省
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標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

2022年10月11日15時15分から約40分間、浜田防衛大臣は、ウォレス英国防大臣との間でテレビ会談を実施しました。

  1. 冒頭、浜田大臣から、防衛省・自衛隊を代表しエリザベス2世女王陛下の崩御に改めて心からの哀悼の意を表しました。また、ウォレス大臣の国防大臣再任を歓迎する旨述べました。ウォレス大臣からは、日本の皆様の温かな弔意への感謝とともに、安倍元総理の逝去に対する哀悼の意が改めて表され、また、浜田大臣の防衛大臣就任に対する祝意が示されました。
  2. 両大臣は、昨年の空母打撃群の来日や一連の共同訓練を契機とし、「新たな段階」に入った日英防衛協力が陸・海・空全ての軍種において深化していることを歓迎しました。特に、次期戦闘機に係る協力については、将来の戦闘機プログラムに係る協力の全体像の合意に向けて、協議を加速することで改めて一致しました。
  3. 両大臣は、ウクライナやインド太平洋地域の情勢についても意見交換を実施し、ロシアによるウクライナ侵略は、欧州のみならずアジアを含む国際秩序の根幹を脅かす暴挙であり断じて認められず、引き続き、国際社会が結束してウクライナへの支援を継続していく重要性を確認しました。また、インド太平洋地域の情勢に関し、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更の試みや緊張を高めるいかなる行為にも強く反対することを改めて確認しました。
  4. また両大臣は、我が国上空を通過させる形での弾道ミサイル発射を含む、北朝鮮による一連の弾道ミサイルの発射について、関連する国連安保理決議に違反し、地域のみならず国際社会の平和と安定を脅かすものであるとして強く非難しました。
  5. 浜田大臣は、新たな国家安全保障戦略等の策定において、いわゆる「反撃能力」を含めたあらゆる選択肢を排除せず現実的に検討し、日本の防衛力の抜本的強化を実現するとの決意を述べました。
  6. 両大臣は、日英防衛協力・交流の更なる深化に向け、引き続き緊密に協力していくことで一致しました。

(了)