日ニュージーランド防衛相テレビ会談について

2021年4月19日
防衛省
英語版/English

 標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2021年4月19日14時30分から約30分間、岸防衛大臣とヘナレ・ニュージーランド国防大臣とのテレビ会談が行われました。

  1.  両大臣は、地域情勢について意見交換を実施し、引き続き緊密に連携していくことを再確認しました。その中で、両大臣は、東シナ海について、緊張を高めるあらゆる一方的な試みへの強い懸念を表明しました。両大臣は、南シナ海をめぐる情勢についても深刻な懸念を表明し、国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法に基づく平和的な紛争解決の重要性を改めて表明しました。岸大臣より、中国海警法に対する深刻な懸念を表明するとともに、両大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要とのメッセージを明確に発信していくことで一致しました。
  2.  また、両大臣は、北朝鮮情勢について、先月25日に北朝鮮が合計2発の弾道ミサイルを発射したことに言及し、今般の発射は国連安保理決議違反であり、地域の平和と安全を脅かすものとして強く非難するとともに、これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射を含め、国際社会全体にとっての深刻な課題であるとの認識で一致しました。岸大臣は、ニュージーランドが北朝鮮による「瀬取り」を含む違法な海上活動に対する警戒監視活動のためにアセットを派遣していることについて評価する旨述べるとともに、両大臣は、北朝鮮に対して、全ての大量破壊兵器及び弾道ミサイル計画の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄(CVID)を求め、引き続き連携していく意思を再確認しました。
  3.  さらに、両大臣は、昨年11月、NZ空軍の哨戒機の搭乗員が海自鹿屋航空基地を訪問し、哨戒機を運用する海自隊員と交流を行う等、日NZ防衛協力・交流が着実に深化していることを歓迎し、今後、初の日NZ二か国による共同訓練の実現に向けて調整を進めることで合意しました。
  4.  両大臣は、平和と安全保障に影響を与えうる感染症に係るリスクに対し、以下の取組で協力していくことで一致しました。
    • 新型コロナウイルス感染症流行下の人道支援及び災害対処(HA/DR)活動で得られた教訓を共有すること
    • 感染拡大への対処能力を高めるべく、第三国協力を進める新たな機会を模索すること
    • 新型コロナウイルス感染症拡大という状況下における偽情報に共に対処することを含め、法に基づく国際秩序を強化するための意見交換を行うこと
  5.  両大臣は、気候変動、新型コロナウイルス感染症対策、WPS(Women Peace and Security)等の太平洋にとって重要な課題における日NZ協力を進展させる意向を歓迎し、協力を一層進めていくことで一致しました。
  6.  両大臣は、今後も、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、自由で開かれたインド太平洋の原則の維持・促進に向け、防衛協力・交流を引き続き活発に進めていくことで一致しました。